初心者必見。テクニカルSEOに関する19の事実

公開日:2017/11/06

最終更新日:2024/03/06

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特にSEO対策を始めたばかりの方であれば、テクニカルSEOの領域は専門的で分かりにくく思いがちです。
また、正しい知識がないままにサイトの運営をしてしまうと、不必要な心配をすることになったり、知らぬ間に思わぬリスクを抱えてしまう事もあります。
今回ご紹介する記事では、これらの懸念を回避するために初心者の方はもちろんのこと、SEO経験者でもいま一度確認しておきたいテクニカルSEOの重要ポイントを19個ピックアップしています。どれもベーシックな内容ですが、それだけにSEOを語る上では必須となる項目ばかリですので、これを機にぜひチェックしてください。- SEO Japan

初心者必見。テクニカルSEOに関する19の事実

*リンク先は一部を除き英語記事となっています。

テクニカルSEOは素晴らしい領域だ。そこにはエキサイティングにしているたくさん小さなニュアンスがあり、実践するものには優れた問題解決能力と本質を思考する力が求められる。
この記事では、いくつかの興味深いテクニカルSEOの事実を紹介する。
即座に効果を出すというものではないかもしれないが、SEOの知識を強化するのに役立つし、検索結果内のWEBサイトランクを高めるのに役立つだろう。

では早速リストを見ていこう。

目次

1.ページスピードは重要

多くの人がページのロードスピードが遅い事をユーザーにとって迷惑ものだ程度に考えているが、それがもたらす結果はそれだけにはとどまらない。
ページスピードは長らく検索ランク要素となっており、Googleは近々モバイルページスピードをモバイル検索結果のランク要素として利用するとしている。
(もちろん、読者も短いページロードスピードも好むだろう)

多くの人がGoogleのページスピードインサイト(ツール)を、サイトスピードの解析と改善策の提案を得るために活用している。
モバイルのパフォーマンスの改善を特に考えている人向けに、Googleはモバイルに特化した新しいページスピードツールを発表した。
このツールは3G回線であなたのページをテストし、ページロード時間をチェックし、モバイルでのユーザビリティ等を評価する。

2.robots.txtファイルは、サイトのメインディレクトリに配置されなければならない。

このファイルはクローラーに認識されるために、小文字で命名(robots.txt)されなければならない。さらにクローラはサイトのメインディレクトリだけを参照する。
もしそこで見つけられなければファイルが存在しないと推測し、クロールを続ける。

3.クローラはいつでも無限スクロールにアクセスできる訳ではない

そしてもしクローラーがアクセス出来なければ、ページに順位がつかない。

無限スクロールを自分のサイトへ使用するときは、長いスクロールページに加えてページネーションが実装(ページが分割)されていることを確認しよう。
replaceState/pushStateを無限スクロールのページに導入することも確認しよう。これは多くのweb開発者が気づいていないちょっと面白い最適化だ。
なので、無限スクロールにおいてrel=”next” and rel=”prev“をコード内で確認しよう。

4.Googleはサイトマップをどのように構築しようが気にしない。

XMLファイルである限り、サイトマップをどのように構築しても構わない。
つまりカテゴリのブレイクダウンと、全体の構造はすべてあなた次第で、Googleがどのようにクロールするかには影響を与えない

5.noarchiveタグは、Google内ランキングには悪影響を与えない

このタグは、Googleが検索結果でキャッシュ版のページを見せないようにするもので、ページ全体のランキングにはネガティブな影響は与えない

6.通常Googleは、ホームページを最初にクロールする

これは決まり事ではないが、通常Googleはホームページを最初に見る。例外としては、特定のページへのたくさんのリンクがページ内に存在している場合などだ。

[質問者]ジョンさん、Googleボットは常にホームページからクロールするものですか?
[ジョン・ミューラー氏]いいえ、しかし往々にしてサイトの中でホームぺージが一番最初に見つかるのです。

7.Googleは内部リンクと外部リンクを別々にスコアリングしている

あなたのコンテンツやウェブサイトへのサードパーティサイトからのリンクは、自分自身のサイトからのリンクとは別物として評価される。

8.グーグルサーチコンソール内でクロールバジェットの確認ができる

クロールバジェットとは、限られた時間の中で検索エンジンがクロールできる、もしくはしたいと思っているページの量だ。自身のサーチコンソール内で確認することができる。
必要であれば、そこからバジェットを増やすことも試せる

クロールバジェット

9.SEO的な価値を生まないページをDisallowページに指定することで、クロールバジェットが改善される

SEOの改善に不可欠ではないページは、プライバシーポリシー、期限切れのプロモーションキャンペーン、利用規約などを含む。
私のルールは、そのページがランキングを目的としていないもので、100%ユニークなコンテンツ品質を持たないならば、ブロックするようにしている。

10.サイトマップについて知ることはたくさんある

・XMLサイトマップはUTF-8でエンコードされていなければならない
・URLのセッションIDを含んではならない
URLの数は5万個以下で、50MBを超えてはならない
・サイトマップインデックスファイルは、複数のサイトマップよりも推奨されている。
・ビデオ、画像やニュースなど、メディアの種類に合わせて別のサイトマップを使用することができる。

11.Googleのモバイルクローラが、どのようにあなたのウェブサイトを「見て」いるのかを確認できる

モバイルファーストインデックスに移行する中で、自分のページに対してモバイルデバイス上での動作確認を行う事は、かつてないほど重要になっている。
モバイルデバイス上のユーザビリティに対して問題のあるページを特定するために、サーチコンソールのモバイルユーザビリティレポートを使用すると良い。
モバイルフレンドーテストを試すこともできる。

12.Googleの検索結果の1ページ目のうち、半分はHTTPS

ウェブサイトのセキュリティはどんどんと重要になっている。安全なサイトへのランキングブーストに加えて、現在Chromeはユーザーがセキュアでないサイトに遭遇した時に、警告を発するようになった。
そしてウェブマスターがこのアップデ―トに対して反応したようだ。MOZによると、検索結果の1ページ目の半分以上のウェブサイトがHTTPSになっているようだ

13.ページロードタイムを2~3秒で抑えるよう努力すべき

Googleのウェブマスタートレンドアナリストのジョン・ミューラー氏は、ロード時間を2~3秒に抑えることを勧めている。(これより長かったとしても、必ずしもランキングに影響を及ぼすわけではないが)

14.robots.txtでの命令は、Google内ランクすることを(完璧には)止められない

robot.txt内の「Disallow」の命令に関して多くの誤解がある。robot.txtファイルは、単にGoogleに対してdisllowedされたページ、フォルダ、パラメータをクロールしないように伝えるもので、
これらのページがインデックスされないわけではない。Google’s Search Console Help documentationには以下のようにある。

Googleの検索結果から隠す目的でrobots.txtを使うべきではない。なぜなら他のページがそのページを示していることにより、robots.txtファイルを避けてインデックスを受けるということが考えるためだ。
もし検索結果に対して自分のページをブロックしたいのであれば、パスワード保護やnoindexタグや命令など他の方法を使うとよい。

15.新しいドメインから主要ドメインに対して、権威(canonical)を追加できる

これにより新しいドメインの名前をマーケティング活動の中やほかの場所で使用しながらも、古いドメインの価値を維持できる。

16.Googleは同一の箇所で、少なくとも1年はリダイレクトを続けることを推奨している

Googleがサイトの引っ越しを認識するまでに数か月かかることから、Googleを代表してジョン・ミューラー氏は301リダイレクトを少なくとも1年間はかけ続けることを勧めた
個人的には、重要なページ ― たとえばランキングやリンク、そして別の重要なページに対してのリダイレクトのオーソリティを持つページは、削除しないべきだと勧めている。

17.Googleのサーチボックスをコントロールできる

Googleは時に、あなたの検索結果の中にサーチボックスを含ませることがある。
このサーチボックスはGoogle検索によってもたらされており、あなたのサイト内の関連コンテンツをユーザーに見せる機能をしている。

サーチボックス

望むのであれば、このサーチボックスを自分の検索エンジンによって強化したり、モバイルアプリの結果を含ませることができる。
さらにnositelinkssearchboxメタタグを使用することにより、サーチボックスを無効化することができる。

18.notranslateタグを利用することにより、検索の中で翻訳されるのを防ぐことができる

notranslateメタタグは、Googleに対してこのページの翻訳を他の言語でのGoogle検索に提供しないよう伝える事ができる。
もしあなたが、Googleの翻訳力に対して懐疑的であるならば、これは良い選択肢だ。

19.Firebase app indexingを使うことによって、アプリをGoogle検索に含めることができる。

もしインデックスされていないアプリを持っているのであれば、ぜひ検討すべき。
Firebase app indexingを使うことで、既にアプリをインストールしているユーザーが、関連キーワードでGoogle検索をしたとき上に、
あなたのアプリ内での結果を検索結果内に表示されせられるようになる。

テクニカルSEOに精通するために
もしテクニカルSEOに通じていたいのなら、良いサイトがある。

・まずバリー・シュワルツが毎週更新しているビデオを見ることをおススメする
・次に、Search Engine Landも見るべきだ。
・3つ目に、Google Webmaster Centralのブログに参加すべき。
・最後にGoogle Webmaster hangoutに参加したり、録画されたものをYouTubeで観るのも良いアイディアだ。

19個のテクニカルSEOの事実を楽しんでいただけただろうか。
実はまだまだあるのだが、その中でも今回はとくに面白いものをピックアップした。


この記事は、Search Engine Landに掲載された「19 technical SEO facts for beginners」を翻訳した内容です。


サイトの運営に携わるものとして、テクニカルSEOは避けては通れないものです。
苦手意識を持つ方もいらっしゃるかもしれませんが、最低限抑えるべきポイントを理解しておくことはきっと今後のサイト運営の役に立つはずです。

今回ご紹介した19個の中には、本当に初歩的な内容もあれば、SEOの知見をお持ちの方からすると思うところがある項目もあったかもしれません。
この項目って場合によってちがうよねなど、記事に関するコメント等があればTwitterなどで発信いただけると幸いです。
SEOJapanを運用するアイオイクスでは、SEOコンサルティングサービスを行っております。SEOに関するお悩みのある方は、ぜひ弊社までお問い合わせください。– SEO Japan

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アイオイクス SEO Japan編集部

2002年設立から、20年以上に渡りSEOサービスを展開。支援会社は延べ2,000社を超える。SEO/CRO(コンバージョン最適化)を強みとするWebコンサルティング会社。日本初のSEO情報サイトであるSEO Japanを通じて、日本におけるSEOの普及に大きく貢献。

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