見当違いな15種類のマクドナルドの失敗メニュー

公開日:2013/05/05

最終更新日:2024/02/29

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元々外食産業の巨人だったにも関わらず、さらなる成長を遂げてきたマクドナルド、最近は若干苦しんではいるようですが、その成功の秘訣に定番メニューに囚われすぎない革新的なメニューの開発が1つあるのではないでしょうか。とはいえ、全てのメニューが必ずしも成功したわけではないということで、世界のマックから余り成功しなかったメニューを15種類厳選して紹介した記事を。こうして見ると逆に食べたく・・・なるものばかりではないようです。 — SEO Japan

The New York Timesによると、最近の経済不況においても、マクドナルドは少しも失速していない。食品業界の調査を専門とするTechnomic Incによる2011年のセールスデータに基づくと、マクドナルドはこの部門で最大のシェアを保有している。実際、マクドナルドの利益は、バーガーキングとウェンディーズとサブウェイを合わせた市場シェアにほぼ相当するのだ。

現在のところ、このバーガー大手企業の主要ビジネスの流れは、その商品に対する人々の感情を上向きにしているため、彼らは販売経路を改良し、グリーンでヘルシーな会社として売り込んでいる。リブランディングの一環として、マクドナルドは、舞台裏ツアーを提供することでブロガーを味方につけている。インターネットの記者たちがその経験について好ましく書くことを期待しているのだ。これをTwitterのトレンドリストのトップを確実に維持し続けるためにTwitterにお金を出すことのようなその他のステップと組み合わせ、マクドナルドは、オーディエンスが詰め込み広告キャンペーンに懐疑的なデジタル市場にも参入している。

しかし、この企業の成功から学ぶことができるのと同時に、私たちは彼らの失敗からも啓発されることができる―しかも、楽しく!それでは、弱々しく計画された15種類の商品アイディアを見てみよう―それらのメニューは失敗する運命にあったのだ。

15. マック・ロブスター

ロブスターの身とレタスをホットドック用のパンに突っ込んで、その上に不思議なソースを吹き掛ければ、ほーら、マック・ロブスターの出来上がり。しかし、甲殻類商品は味は悪くないかもしれないが、高価なシーフードをファストフードハンバーガーチェーンで売り込むのは、惨事を招く行為だ。

1つの大きな問題は、顧客は、もっとたくさんのハンバーガーやフライドポテトを手に入れることができる時にたった1つのサンドイッチに6ドルも支払う意思はないということだ!もしあなたがMcLobsterをお持ち帰りしたい気がするのなら、国境を越えなければならないかもしれない。これらは、メーン州の季節商品ではあるが、一般にはカナダのマクドナルドでしか見られない―そして、今後すぐには国内中に導入されそうもないごちそうである。

14. マック・アフリカ

McDonaldは2002年にノルウェーで新しいマック・アフリカを発売した。明らかに、アフリカでは何百万人もの人々が飢餓に苦しんでいることが理由で、その商品が無神経だと思われるかもしれないなんて彼らの頭によぎることは決してなかったのだ。援助組織は、実際にアフリカの飢餓の最中に発売されたこのバーガーに大変驚き、抗議した。

マクドナルドは支援組織がこのバーガーを販売している店舗の中にポスターを張ったり募金箱を設置するのを許可することによって抗議を抑えようとしたものの、状況はさらなるPR難へと陥った。結局、マクドナルドは、本物のアフリカのレシピに基づいたと彼らが主張したこの趣味の悪い名前のバーガーをメニューから外すことを余儀なくされた。

13. マック・ピザ

80年代後半にマック・ピザを導入することによって多様化するというマクドナルドの決断は、この会社に良い結果をもたらさなかった。そもそもこのピザはドライブスルーの窓口を通らなかったのだから、誰もがこれがうまくいくとは思えなかった。反応が悪かったのにもかかわらず、多くのフランチャイズ店は、ピザのオーブンにかかった50,000ドルを必死に取り戻そうとして、この商品をメニューに入れ続けなければならなかった。

マック・ピザの裏にあるアイディアは、このチェーン店のディナーメニューを拡大し、Pizza Hutのような競合他社に立ち向かうことだった。しかしながら、それは上手くいかなかった。この問題は、マクドナルドの顧客はスピードに慣れているのに、ピザはバーガーを作るよりもずっと長い時間がかかるという事実によってさらに悪化した。

12. マック・スパゲッティ

90年代初頭、マクドナルドは、マック・スパゲッティと果敢に名付けられたディナーメニューを開発するという試みにまたもや失敗した。ラザニアとフェットチーネ・アルフレッドの選択肢もあり、さらにこのミールには野菜とマッシュポテトのようなサイドが付いてきた―全然マクドナルドっぽくないでしょう?

マック・スパゲッティは、早くも1983年に導入されてフライドチキンのサイドと共に人気になったフィリピンでほんの少しだけカルト的ファンを獲得した。しかしながら、少なくともアメリカでは、これに相当するようなその他のディナーメニューと同じくらい素早く市場から消えた。マック・ピザのように、マック・スパゲッティはビジネス成功の重要な側面を表している:自分が知っていることにこだわること。

11. ブラック&ホワイト・バーガー

マクドナルド・チャイナは、2012年にこのブラック&ホワイト・バーガーを発表した。The Huffington Postによると、この陰陽バーガーのデュオは善悪を表しているそうだ。このごちそうに関する詳細はなかなか分からないのだが、Thebeijinger.comは、政府(白)と組織犯罪(黒)に関与する人々にかかわる中国の言葉“heibai liangdao tongch”を繰り返して言っていると考えている。個人的には、マクドナルドがこのような政治的問題を持っているという考えは、少し信じがたい。恐らく、彼らはただ本当にマイケル・ジャクソンが好きなだけかもしれない。

その上、私たちにとって、黒いパンというアイディアはそれほど食欲をそそるようには思えない。それに、これは食体験から生まれたように思う。ウェブサイトBeijingcream.comによると、“新しいマクドナルドのハンバーガーは、味も、見かけも、あり得ない”。さらにこのサイトはこう続ける。“この食べ物は、全ての人を不快にさせる。これをもう一度注文するくらいなら、鶏の足を付け合わせにした臭い豆腐まみれの100年物の卵を食べた方がましだ。”

10. オニオン・ナゲット

次の商品へと移る。マクドナルドのオニオン・ナゲットは、ただ形を変え、名前を変えたオニオンリングだった。1978年に発売され、リブランドされた大量の食べられる電球は、ほとんど記憶から失われていた―マクドナルドの中では。しかし、1995年、オニオン・ナゲットの包装がロサンゼルスにあるマクドナルドの倉庫で発掘された時、この商品は完全なる忘却から救われた。代わりに、この包装は、マクドナルドの2010年国際フランチャイズコンベンションで誇らしく飾られることになったのだ。

なぜこれらのチキン・マックナゲットの前身が食欲をそそることに失敗したのか、私たちには分からない。もしかするとそれは、おかしなことに、午後4時から午後9時までしか販売されなかったからなのかもしれない。

9. マックDLT

ファストフードの本質は、早くて、簡単で、すぐに食べられる状態であることだ。しかし、マクドナルドは、1984年のマックDLTでこれを見失った。新しいサンドイッチを宣伝するため、このチェーン店は、ついに、ようやく、“温かい面は温かく、冷たい面は冷たく”する方法を発見したことを得意げに語った。独創的だ。

客は、冷たいサラダの具、ソース、そしてバンズの上部分を温かいバーガーパテと分けた特別に加工された発泡スチロールの箱を受け取った。それは、マクドナルドの顧客にこれまでよりも多くの作業をさせただけでなく、その包装はかなり環境に優しくなかったため、90年代初頭には次第に消滅することとなった。

8. バンズなしバーガー

人々がハンバーガーを食べる方法を改革することを期待して、マクドナルドのバンズなしバーガーは、十分に試行されたバンズをチキン・マックナゲットに置き換えた。Yahooによると、栄養士は、当然のことながら、この心臓発作を誘導する食べ物に憤激している。

いつどこでその醜い頭角を現したにせよ、この動脈を詰まらせるバーガーは、ヒットするようには思えなかったし、大した痕跡をとどめずに消え去った。私たちにとって、それは、2枚のフライドチキンの間に2枚のチーズと2枚のベーコンを挟んだケンタッキーのDouble Downのように聞こえる。考えるだけでギトギトする感じがする。そういったものを食べるほど狂った人間は、Man v. FoodのAdam Richmanくらいだろう…

7. マック・グラタンコロッケ

このフランス語っぽく聞こえるバーガーは、あり得そうもないオーディエンスと結びつく:日本人だ。1993年に発売されたマック・グラタンコロッケ―グラコロとしても知られている―は、マッシュドポテトとマカロニとエビを揚げたものをハンバーガーのバンズに挟むというおかしな組み合わせだ。炭水化物過剰とはまさにこのことだ。

それでも、このこってりとしたつまらない音のする創作物を楽しむ人はいるに違いない。案の定、マック・グラタンコロッケは、固定メニューには入っていないものの、今も日本で期間限定発売されている。でも、息を止めることはない。これが近いうちにアメリカで登場することはないだろう。

6. アーチ・デラックス

ペッパー入りベーコン、ビーフ、レタス、トマト、ピクルス、チーズ、そして“秘密の”ソースを組み合わせたアーチ・デラックス・バーガーは、とても美味しそうに聞こえる。しかしながら、最終的に、それはマクドナルドの歴史上最も高価な大失敗であることが分かった。このハンバーガーは1996年に発売され、マクドナルドは、この新商品を売り込むためにミネアポリスの広告会社Fallon McElligottに1億ドルを支払った。

“大人の味のハンバーガー”として宣伝し、マクドナルドは、アーチ・デラックスで異なる種類のターゲット層―大人たち―を獲得しようとした。このハンバーガーの広告には、この食べ物に顔をしかめておもちゃがないことに文句を言っている子どもを使用した。ロナルド・マクドナルドは、ナイトクラブに顔を出したり、ビリヤードをやったり、ゴルフのラウンドを楽しんだりする間、おどけることさえも止めた。これらの広告が誰かの気を引くことに失敗しただけでなく、このキャンペーンはこのチェーン店の家族に優しいキャラクターと相いれず、アーチ・デラックスは長くは続かなかった。

5. マック・リーン・デラックス

“マックフロッパー”のようなニックネームがあるのだから、マック・リーン・デラックスの評判が壊滅的だったというのはまず間違いないだろう。

1991年に発売されたこのハンバーガーは、珍しく簡易的なトライアルの後に一般大衆に公開された。しかしながら、この新しく健康的なマクドナルドのメニューは、顧客を引き付けることに失敗した。1993年のThe Seattle Timesの記事によると、当時の業界アナリストは、マック・リーン・デラックスは“売り上げの2パーセントにも満たない”と断言した。あいたたた・・・

このハンバーガーは、“91%ファットフリー”と説明され、従来のビッグ・マックよりも16グラム脂肪分が少ない。しかしながら、このハンバーガーには、その味を含むたくさんの問題があった。脂肪分を取り除くということは、材料を混ぜる合わせるために、それを水に置き換えて、海藻から抽出されるカラギナンを使用しなければならなかったことを意味した。しかし、料理は一筋縄ではいかないことが分かった。一貫性がなく、時にゴムっぽくてパサパサしたファストフード体験を提供することになったのだ。もっと言うと、一貫性という会社の代名詞にとって、予測不可能であるという選択肢はない。

4. フラ・バーガー

金曜日には肉を食べることができない敬虔なカトリック教徒がいるため、マクドナルドのフランチャイズ店所有者Lou Groenは、巨大なカトリックコミュニティを有する自分の街でハンバーガーを販売することに苦戦していた。そこで、GroenとマクドナルドのオーナーRay Krocは、60年代初頭、肉無しバーガーを作るために大接戦を演じた。勝った方の発明がメニューに載ることになっていた。

Krockは、スライスしたパイナップルをバターでソテーし、チーズを乗せてバンズの中に入れたフラ・バーガーを作った。しかしながら、この新しいサンドイッチは、ハンバーガーの味がしなかった。Krocによると、客は、“フラは好きだけど、ハンバーガーはどこへ?”と言った。

そして、Groenはどうだったのか?彼の作ったフィレオフィッシュは、Krocが作ったものよりもずっと人気があった。そして、もちろん、今でも店で提供されている。

3. マック・ファラフェル

私たちの考えでは、マック・ファラフェルのアイディアは少し無礼なように思える。このアメリカ企業は世界を旅して、異なる文化の伝統的な食べ物を使用して、その名前の頭に“マック”を付け加えただけのように聞こえるのだ。それでも、マック・アラバマでは上手くいった…

2011年イスラエルで発売されたマック・ファラフェルは、1年さえ持たなかった。マクドナルドは、イスラエルの通りのあちこちにある地元のファラフェルの売店に匹敵することはできなかったのだ。客は、このハンバーガー大手企業がこの食べ物を正当に評価できるとは思わなかった。マクドナルドは、自らのメニューを現地の人好みに合ったものに作り変えてきたが、マック・ファラフェルは収益の上がる国際的なビジネスベンチャーの1つにはならなかった。“私たちは、ファラフェルがマクドナルドの一員となるには相応しくないということに気が付いた”と、マクドナルドのイスラエル・チーフ・エグゼクティブOmri Padanは言った。

2. マック・ホットドッグ

Ray Krocはこんな独り言を言った:“メニューにホットドッグを入れるべきでないのには、ちゃんとした理由がある。ホットドッグの皮の中身が何なのか分からないし、私たちの品質基準はそのような商品を認めない。” しかし、1995年、マクドナルドは、高まる需要に屈してホットドッグをメニューに加えた。

ホットドッグは全国で発売されたのではなく、特別な時、選ばれた場所でのみ登場した―例えば、90年代後半のイギリスや、ペンシルバニア中心などのスポーツファンが集まる場所だ。2001年、ホットドッグは東京店で手に入るようになり、2009年にはマック・ホットドッグとして再発売された。それでも疑問に思わずにはいられない:なんで?

1. スーパーサイズ

2004年の人気ドキュメンタリーSuper Size Meは、マクドナルドが顧客にミールを“スーパーサイズにすることを”可能にしていることは、この会社の企業イメージに対する良い戦略ではないかもしれないと指摘した。そして、これはミールそのものではないが、私たちと同じように、あなたも一度は驚いたことがあるはずだ…

巨大な注文の1つと言えば、220グラムの脂肪を含んだ2746キロカロリーもある超特大の“ダブル”クォーターパウンダーだった。それは、成人男性が1日に消費すべき脂肪の量の3倍で、Pizza Hutのハワイアンピザを約5枚食べるのに相当する。

マクドナルドは、このドキュメンタリーが公開された直後に、スーパーサイズのオプションを静かに廃止した。


この記事は、Business Punditに掲載された「15 Ill-Conceived McDonald’s Meals Doomed to Fail」を翻訳した内容です。

マック・ロブスターは食べてみたいですけどね。アフリカと命名しただけで非難されるとは住みにくい世界になったものです。。。スパゲティやピザはやっつけな感じですが、グラタンコロッケが非難されるのは何故?クリームコロッケはもちろん、コロッケ自体、アメリカで余り普及していない食べ物ですし、イメージ湧かないせいでしょうか。しかし高級ハンバーガーの宣伝に100億円つぎこむとは、、、全てのスケールが大きいマクドナルドでした。 — SEO Japan [G+]

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アイオイクス SEO Japan編集部

2002年設立から、20年以上に渡りSEOサービスを展開。支援会社は延べ2,000社を超える。SEO/CRO(コンバージョン最適化)を強みとするWebコンサルティング会社。日本初のSEO情報サイトであるSEO Japanを通じて、日本におけるSEOの普及に大きく貢献。

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