1000億円規模のモバイル企業を作る9つの方法

最終更新日:2013/09/01

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スマホブームの終わりなんて記事を紹介しておきながら、こんな記事を上げるツンデレ?な展開ですが、モバイルにはまだまだチャンスがある!ということで、米国有名VCのDFJでマネージング・ディレクターとして活躍する筆者がモバイル帝国を築く(もしくは高価格で売り抜く)ためのヒント集を伝授。前職はFacebookのアンドロイド関連プロダクトの開発責任者というだけあり、リスト記事ながら深みは十分な内容、のはず。 — SEO Japan

親友のババ・ムラカが、最近、bubba.vcでブログを書き始めた。現在彼は、DFJのManaging Directorで、@bubbamでツイートしている。DFJの前は、FacebookでAndoroidの取り組みを率いていたため、ソーシャルとモバイルに関するあらゆることのエキスパートだ。彼は、以下の投稿を自分のブログに書き、私がそれをここでクロスポストした。 ― アンドリュー・チェン

“New Mobile”―ワイヤレスブロードバンドとモバイルOSプラットフォームが最高のエンドユーザー体験を可能にしている世界―がやって来ておよそ5年が経つ。デバイス機能の向上は驚くべきものだった。しかし、実のところ、私たちは今もまだ、私たちがする全てのことそしてそれをする全ての場所について再形成しているNew Mobileのファーストイニングにいるのだ。

Facebookを辞めて以来、私は、モバイルエコシステムに関する見解についてますます尋ねられるようになった。New Mobileが今もアーリーステージにいる理由について、私の現在の所見は以下の通りだ:

  1. フィーチャーフォン(ガラケー)―頑強なブラウザや魅力的なアプリケーションエコシステムのない携帯電話―から、私たちのポケットに入る常時接続したタッチスクリーンコンピュータへの移行は、まだまだ長い道のりだ。スマートフォンは、アメリカ国内での携帯電話総販売数の過半数がやっとだ。まして世界レベルにおいては、とんでもない話だ。
  2. 業界は、スマートフォンとタブレットについて、2つの全く異なる生物として見るのではなく、どちらも“モバイル”デバイスとして話す。これは変わり始めていて、私は、“まずはタブレット”という企業の波を目にするのを楽しみにしている―しかし、それを愚かな合言葉にしないで欲しい!
  3. もはや、iOS対Androidが全てではない。今は、どのAndroidバージョン(Gingerbread対Jelly Bean)、どのフレーバー(例:Samsun、Amazonなど)をターゲットにしているのか、そしてその理由というのは、難しい質問だ。別の言い方をすると、Androidのフラグメンテーションと優勢は始まったばかりだ。
  4. モバイル上で決済をするのは、今でもかなり煩わしい(M-Pesaを除いて)。アプリストアとキャリアの支払い手数料があまりにも高すぎて、マージンの高いデジタル用品以外のものにとっては選択肢にならない。サードパーティアプリが使用できる方法でこれを解決する人が、裕福になるだろう。
  5. モバイルデバイスでのコンテンツ作成は、最悪だ。私たちが今日モバイルで消費するコンテンツのほとんどは、キーボードやマウスや専用アプリなど、生成するにはPCの能力を必要とする。PaperVineのような製品は、タッチスクリーンを介したコンテンツ生成に相当の需要があることを示している。
  6. 真のモバイル・マルチタスクキングはまだ開発されていない。スマートフォンの画面は小さく、抽象化されたファイルアクセスを用いて一度に一つのアプリを扱うのにより適している。しかし、私たちは、グローバルなファイルシステムのあるコンピュータで複数のウィンドウやアプリケーションを使って作業することに慣れているのだ。マルチタスキングを可能にするために、新しいUXモデルが、特にタブレット上で、現れるのはいつなのだろう?
  7. パブリッシャーがオーディエンスをマネタイズすることによってよりリッチでより魅力的な体験を築くことに焦点を合わせることを可能にする“モバイルネイティブ”な広告ユニットは存在しない。その代わりに、スタートアップはたくさんの時間をビジネスモデルのイノベーションに費やさなければならない。それももう一つの難しい問題だ。私は、Facebookがこの問題を解決すると賭けている(実を言うと、私はまだ株を大事に取ってあるため、文字通り私のお金がかかっているのだ)。しかし、Yahooが意外な競合相手となる可能性もあると思っている。
  8. スマートフォンで勢いを増してきた有料サブスクリプションサービスは、たった2種類だけだ:RdioPandora Oneのようなコンテンツ・ライセンシングと、Evernoteのようなストレージだ。ユーザーは他にどんなサブスクリプションにスマートフォン上でお金を支払うだろうか?
  9. InstagramやWazeのような数十億ドルのエグジットがあったが、アメリカやヨーロッパでは、ガレージから持続力のある数十億ドルの独立企業になったスタンドアローンのNew Mobile企業はまだ目にしていない(中国では起きているが)。

まだ紐解かれていないものはたくさんあるし、私たちは議論を通して自分たちの集団的な考えに磨きをかけるため、上に挙げた全てのことについて議論する気がある。私が確信している唯一のことは、世の中にあるモバイルに焦点を合わせた最高の企業を特定したり、育てたり、学んだりするのを私が楽しみにしているということだ。


この記事は、@andrewchenに掲載された「9 ways a billion dollar new mobile company might be created (Guest Post)」を翻訳した内容です。

流石にどれもナルホドと思わせる内容でした。さて次のモバイル帝国を夢見るあなたのヒントになったメッセージはあったでしょうか?
— SEO Japan [G+]

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アイオイクス SEO Japan編集部

2002年設立から、20年以上に渡りSEOサービスを展開。支援会社は延べ2,000社を超える。SEO/CRO(コンバージョン最適化)を強みとするWebコンサルティング会社。日本初のSEO情報サイトであるSEO Japanを通じて、日本におけるSEOの普及に大きく貢献。

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