ソーシャルメディアにおけるパーソナル vs プロフェッショナル・ブランディング

ブライアン・ソリスからソーシャルメディア上のブランディングについての話題を。パーソナルブランディングのプロとソーシャルメディアのプロが最近話題の「エンゲージ」について意見交換した内容です。 — SEO Japan

ダン・シュワーベル氏は、パーソナルブランディングの専門家であるだけでなく、私の長年の知り合いであり、尊敬に値する人物である。そして、間違いなく友人でもある。そんなシュワベール氏を迎え、私は先日、私の新著である「エンゲージ」について話し合った。その結果、ニューメディアの時代におけるプロフェッショナルブランディングおよびパーソナルブランディングの現状に関する素晴らしい議論に発展した。

「交流」の定義とは?今後10年間、交流に失敗した人々および企業は姿を消していくのか?

エンゲージは、もともと2007年6月に投稿したソーシャルメディア・マニフェストの影響を受けている。当時、マニフェストは企業にとってスローガンのような役目を果たし、民主化が進み、影響力の強いオンライン社会において、注目、そして、最終的には関連性を得るため、新しい参加型メディアの世界を受け入れるために用いられていた。人々が徐々に情報を発見し、共有する場所を選ぶようになるにつれ、消費者は同時にソーシャルネットワーク(またはソーシャルグラフ)を拡大し、オンライン上の協力関係を形成し、維持する仕組みを変えていったのだった。

エッセイの中で、私はビジネスの状況の変化、そして、消費者およびインフルエンサーと接触する力が欠かせないと言う点に触れ、前進命令としての役割を持たせた、3つの単純且つ心に響き渡る単語、「Engage or die」(交流か死か)で結んだ。参加しなければ、そして、自分の事業に関するオンラインのやり取りを率先しなければ、やがて忘れられてしまうだろう。業界を問わず、消費者は選択肢を持ち、彼らが情報および指示を求める場合/時に思い浮かべてもらわなければ、存在しないのと同じであり、忘れらてしまうのだ。

「交流か死か」は、エッセイ上の持論だけにとどまらず、ソーシャルビジネスのムーブメントと化した。しかし、この言葉の信ぴょう性が高いのは過去よりも現在である。今日に至るまで、この言葉は勝者達を勇気づけ、そして、この本を書くインスピレーションを私に与えてくれたのだ。この言葉自体は、読者にマイナスなイメージを与えてしまう可能性がある。しかし、そのメッセージ、そして、この書籍全体の内容は、有用であり、刺激を得ることが出来るだろう。また、このタイトルが求めているのは、とにかく「Engage」(交流せよ)!と言うことだ。

今後10年間で、何もかもが変わり、変革が不可避だと言う事実を理解せざるを得ないが、今後もソーシャルメディアが盛り上がっていくことは間違いない。この書籍の本当の価値は、実験および推測を最小限に抑え、あらゆる形態、規模、そして、業界の企業が、内在する疑問、そして、まったく考えていなかった疑問へのヒントを与えることが出来る点である。これは意義深く、効果的な交流戦略を促し、すべての影響するオンライン/オフラインのコミュニティでのブランド構築を進めることを意図としている。

パーソナルブランドにとってのエンゲージとは?

現在、私が話題にしている事柄は、非常に深く、その真のインパクトおよびポテンシャルを私たちは理解しかけている。私たちの多くが歩んでいる道は、最終的に私たちが心に描くブランド、そして、パーソナルブランドとプロフェッショナルブランドとの中間点に導く。ソーシャルメディアは、包み隠さず交流することを私たちに求め、私たちが形成するネットワークおよび付随するソーシャルグラフは、自分、友達や家族、同僚、仕事上の付き合い、そして、企業を代表して接触したい人々との境界性を曖昧にする。私たちの注目には限界があり、徐々にその見返りが少なくなりつつある。

私たち、そして、私たちのオンラインのアップデートをフォローする人々は、今後フォローするアカウントを厳しい視点で選ぶようになり、ストリームを、管理が行き届き、見識のある重要な連絡相手および情報のチャンネルに変えようとするだろう。この点を考慮し、次のように考えてもらいたい。ブランドを代表してフェイスブックのファンページを管理しているなら、既存のオーディエンスと交流する一方、オーディエンスは、管理者として、その“声”、そして、ブランドを人格化するアバターを見て、耳を傾けている。しかし、コミュニティを成長させるためには、注目を集中的に集める必要がある。つまり、コミュニティの外側にいる人々とも交流しなければならないのだ。しかし、実際にこの取り組みを行うと、“ブランド”の一面を失い、一人のユーザーとして参加することになる。フォローする人々がニュースフィードに表示される宣伝的なアップデートに興味を持ってもらえるかどうかで、ストリームが変化していく。

「エンゲージ」はこのトピックを取り上げ、効果的に“複数のパーソナリティー体制”を採用し、パーソナルおよびプロフェッショナルなブランド、そして、それぞれに重要な関係を維持する方法を紹介している。

ブライアン・ソリスのブログは元々「PR 2.0」という名前だったが自分自身の名前である「ブライアン・ソリス」に変更した。この変更は成功だっただろうか?ニッチを開拓した後、一般的なオーディエンスを獲得するモードに切り替えることが出来るだろうか?この決定は、コアのオーディエンスにどのような影響を与えるのだろうか?

これは非常に重要な問題であり、毎日のように直面している。PR 2.0は突然成功したが、準備期間に10年以上費やしていた。しかし、勢いがついたのはつい最近であり、この点に気づく人はほとんどいない。このため、新たなPRが、コミュニケーション業界を重要且つ繁栄する業界へと導く意思決定者の間で注目を集めつつあるのだ。PRから広報へのシフトチェンジ、そして、この改革については、ディアドラと共同で執筆した前作、「BreakenridgePutting the Public Back in Public Relations」の中で説明している。PRもしくはマーケティングコミュニケーション業界に所属する人には是非読んでもらいたい。

何もかもが変化している。PRは、サービス、マーケティング、広告、そして、会話型および参加型メディアによって影響を受けるあらゆる分野と同じように、ルネッサンス期を迎えている。また、PRは爆弾を抱えたトピックでもある。事業を内向型から外向型に変えるために、そして、同様に外部から変化をもたらすために、幹部のオフィス、役員室、もしくは市場を自由に移動する必要がある。内部の機運の高まりは、中間管理層での反応を呼び起こすが、私の目標は、両方の勢力を中間層にもたらし、リーダーにトップダウンからの変革を実行させることだ。

私たちが学んでいることがあるとすれば、それは全ての事柄が広報に影響を与えるため、ソーシャルメディアおよび戦略的な交流/意義深い交流が、ビジネスの将来にとって最も重要な課題になると言うことだ。ソーシャルネットワークで最前線にいる人々、そして、ソーシャルオベジェクトの作成および配信の役割を担っている人々は、PRチームの一員である。その結果、PR2.0と言う概念では収まらなくなってきているのだ。そのため、現在、ブランドおよび文化にパーソナリティを与え、交流および協力関係からメリットを得ることが出来る人々とつながりを持つ点が重要になっている。私の取り組みは、ブランドのソーシャル化に貢献する事業のあらゆる面、そして、企業、オーディエンス、インフルエンサー、および、消費者を結びつける接点に捧げられる。これは、現在、そして、今後、市場および心のシェアを獲得するために最低限必要な取り組みである。


この記事は、Brian Solisに掲載された「Q&A: Personal vs. Professional Branding in Social Media」を翻訳した内容です。

エンゲージという言葉も日本で少しずつ普及しつつある気がしますが、ここでは「交流」と訳したりもしていますが、これという日本語が見つからないですね。積極的な交流、対話、参加、、、どれもどこか欠けている気がします。記事は二人の会話の抜粋的な内容なので、文章としてまとまりがあるわけではありませんが、今後ますますエンゲージが重要になってくることだけは間違いなさそうです。 — SEO Japan
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