インターネットで役に立つ情報をを探す行為は、無益で不満が残ることが多い。
当然だが、何かしらの事柄に関する「簡単なアドバイス」、最大限にしたい事柄を最大限にするための「how to」ガイド、そして、- つかの間 – 自分の状況に置き換えることが可能な誰かのサクセスストーリーを描く“ケーススタディ”を探しているなら話は別だ
大抵、アドバイスは必要以上に簡素化され、how toガイドは遺憾な点が多く、そして、ケーススタディはどちらかと言えば例外である。
本当に必要なのは、何と言っても真実である。あるいは、真実にほど近い情報である: このソーシャルメディアの統計がその典型である。
目次
統計が導く場所
恐らく皆さんもご存じのように、大半の統計は誇張されているので、情報には十分に注意してもらいたい。この統計が最も重要な部分になるとは意図していない。それよりも、さらに調査を行うための出発点になってもらえればと考えている。
とは言ったものの、ここ1年、私がかき集めてきたソーシャルメディアの統計をこれから披露していきたいと思う。
ウェブユーザーの日常生活におけるソーシャルメディア
完璧とはほど遠いが、以下に簡潔な(それでいて最新の)ソーシャルメディアの用途の分析結果を挙げていく。(明らかに)採用する人は増えており、そして、多くのウェブユーザーの日常生活の一部になっている。この傾向はとどまるところを知らない。
- 米国のインターネットユーザーは、4分の1近くの時間をソーシャルメディアを使ってオンラインで過ごしている(オンラインで過ごす1時間のうちの約13分30秒をソーシャルメディアに充てている)
- 毎月、ほぼ5人のうち4人のウェブユーザーはソーシャルネットワーキングサイトを訪問している
- 米国の企業の73%がマーケティングを行うため、ソーシャルメディアツールを利用している
- 2008年から2012年まで、マーケティングを行うためにソーシャルメディアを利用する米国の企業は倍以上に増えるとみられている(42%から88%)
- 世界的に見て、インターネットユーザーは、その他のどのオンラインのアクティビティよりもソーシャルメディアの利用に時間を割いている
- 世界のインターネットユーザーの46%が毎日ソーシャルメディアを使って交流している
- ソーシャルメディアユーザーの15%はソーシャルメディアで宣伝を行うブランドから製品を購入する傾向がある
- 25%はソーシャルメディアで宣伝を行うブランドについて、さらに詳しく知りたがっている
- オンラインで見つかる新しいコンテンツの18%はソーシャルメディアを通して見つけられている
- 平均的な米国の社会人はオフィスでソーシャルメディアを1ヵ月に5時間利用している(きっとリサーチを行っているのだろう)
ソーシャルメディアでユーザーが信頼する情報源
当然だが、完全な信頼はオンラインでとても重要視されている(そして実生活でも)。人々はブランドよりも友人を信頼する傾向があるが、個人のブロガーよりもブランドを信頼する傾向も見られた。
- 26%は知っている人物が投稿したブログのエントリを信頼する
- 23%はフェイスブックの友達の投稿を信頼する
- 12%は友達のツイッターのストリームを信頼する
- 11%は企業のブログを信頼している(ブランドのマーケッターはまだまだ努力が足りないようだ!)
- 9%はブランドや企業のフェイスブックのアップデートを信頼している
- 8%は仲間のコミュニティのコメントを信頼している
- 8%はオンラインコミュニティでのブランドの代表者のコメントを信頼している
- 6%はブランドが運営するツイッターのストリームを信頼している
- 6%は個人のブロガーのエントリを信頼している
- 5%は個人のブロガーのツイッターのストリームを信頼している
ソーシャルメディアを信頼する上で、人々は以下の特徴に注目し、サイトまたはアカウントの信頼する価値を評価する。ソーシャルメディアの信頼度を上げるファクターは以下の通りだ:
- 64%は会話がポジティブなコメントにもネガティブなコメントも受け入れている場合、ソーシャルメディアをより深く信頼する
- 60%は作者またはスポンサーが反応の良い場合、より深く信頼する
- 38%はスポンサーの規模または作者のファンの人数を基にソーシャルメディアを信頼している
ブロゴスフィアから多くの支持を受けるツイッターは過去数年間で驚異的な早さで成長を遂げ、フォーチュン 500の企業から、復活にかけるレヴァー・バートン氏まで、多くの人々が利用している。しかし、ツイッターバースでは何が起きているのだろうか?(奇妙な用語を使ってしまい、申し訳ない)
- インターネットユーザー(米国在住)はツイッターよりもフェイスブックを57倍訪問するようだ
- インターネットを利用するアメリカ人のうち、ツイッターのユーザーは8%のみである
- 2009年から2012年にかけて、ツイッターの利用する成人のユーザーの人数は倍増するとみられている(2009年は1800万人であったが、2012年には3600万人に増える)
- インターネットを利用するアメリカ人の成人男性の7%はツイッターを使っている
- 10%のインターネットを利用する成人のアメリカ人女性はツイッターを利用している
- 若年の成人(18-29)は30歳以上の成人よりもツイッターをより利用する傾向がみられる
- マイノリティのウェブユーザー(アフリカ系アメリカ人およびラテン系アメリカ人)は白人のインターネットユーザーよりも2倍以上ツイッターを利用する li>
Twitterでの行動
夜のニュースから、地元の食堂のカーペットに至るまで、あらゆる場所にあの青いロゴが掲載されている。しかし、人々は実際にツイッターで何をしているのだろうか?
- 36%は少なくとも1日に1度はツイートをチェックしている
- 21%は一度もツイートをチェックしない
- 72%は個人的な近況を投稿する
- 62%は仕事関係の近況を投稿する
- 55%はニュースアイテムのリンクを共有する
- 54%は通常の生活の観測を投稿する(例えば“地下鉄が遅い”など)
- 53%がその他のユーザーのリツイートを行う
- 52%がダイレクトメッセージを送信している(“フォローしてくれてありがとう。君のツイートを楽しみにしているよ。ダイレクトメッセージを使って、ツイッターを収益化する方法を綴ったeブックを買ってください”等)
- 40%が写真を共有している
- 28%が動画を共有している
- 24%が自分の場所をツイートしている(なんてことだ…)
- ツイッターユーザーの37%はフォロワーになった後、ブランドから製品を購入する
- 33%のツイッターユーザーはフォロワーになった後、ブランドを推薦する
コンテンツの種類別にツイートを分析:
- 43%は会話に基づいている
- 24%は近況のアップデート/形式的
- 12%はニュースに関連する
- 3%はアドバイスを求める、もしくは与える
- 1%は自己を宣伝するツイート(まさか。ゼロが幾つか足りない気がする)
Twitterで消費者がブランドと交流する理由:
- ツイッターのアクティブユーザーの33%は製品や企業に関する意見を分かち合っている
- 32%は製品や企業を推薦している
- 30%は推薦を求めている
- 43%はブランドに関するニュースや情報を共有している
- 35%はブランドを“利用”している(「@TweetMonetizerのデモを見てごらんよ。すごいんだ!」等)
- 21%はブランドに関する意見を述べている
- 1%はブランドと直接会話を交わしている
コンテンツのタイプごとのブランド/マーケッターのツイートを分析:
- 75%は一般的な情報とニュース
- 16%は消費者との会話
- 6%は特徴や方向転換を示している
- 2%はクーポンや販売コード
- 1%は別のブランドとの会話(友人と親密に付き合い、敵とはさらに親密に付き合う?)
Twitterを離れた際、どこに向かうのか?
- 47%がニュースをクリックする
- 10%がテクノロジー関連のコンテンツをクリックする
- 10%はセレブ/エンターテイメントのコンテンツをクリックする
- 6%は映画関連のコンテンツをクリックする
- 4%は「how to」およびDIYのコンテンツをクリックする
- 23%は“その他”のコンテンツをクリックする(その他とは、なんとも親切なこと)
フェイスブックはビートルズよりも規模が大きい(私の言いたいことは分かってもらえるはずだ)。しかし、人々はフェイスブックで実際に何をしているのだろうか?(元彼女の近況を確かめる以外に)
フェイスブックのユーザーがフェイスブックでブランドを「いいね」する理由
- 25%はディスカウントや特売を望んでいる
- 21%はブランドの顧客
- 18%はブランドを支持していることを示すため
- 10%は楽しむため、そして、娯楽目的
- 8%はブランドの情報を誰よりも早く知りたいため
- 6%は限定のコンテンツにアクセスするため
- 5%は友達の推薦に従い、ブランドを“いいね!”している
- 4%はブランド/ファンのコミュニティの一翼を担いたいため
- 2%はブランドに勤めているため(少し低い気がする)
フェイスブックのブランドページを“いいね”したきっかけは何か?
- 75%はブランドから直接招待されたため
- 59%は友達から招待されたため
- 49%は個人的に調査した結果
ブランドのフェイスブックのページの購読を解除する理由は?
- 32%はブランドに対する興味を失ったため
- 27%はアップデートがあまりにも頻繁に配信されるため(俺のストリームを氾濫させないでくれ)
- 22%はアップデートが面白くないと思ったため
- 12%はアップデートが単純に好きではないため
- 7%はアップデートが少ないと思ったため(私のストリームを枯渇させないでくれ)
- フェイスブックユーザーのうち、ページを“いいね”した後にブランドから製品を購入するようになると答えたのは、たった17%である
- フェイスブックのユーザーの21%はページを“いいね”した後、ブランドを勧める傾向がある
フェイスブックを去る際、どこに向かうのか?
- 18%はニュースコンテンツに向かう
- 18%はセレブ/娯楽コンテンツに向かう
- 17%はテレビゲーム関連のコンテンツに向かう
- 12%はテクノロジーのコンテンツに向かう
- 9%は「how to」およびDIY関連のコンテンツに向かう
- 26%は“その他”の場所に向かう(ツイッターに向かうのかもしれない)
この統計が意味することは?
統計に注目し、ソーシャルメディアがメディアの情勢に大きな影響を与えた経緯を辿るのは楽しいが、私達の業界の未来にどのような意味をもたらすのだろうか?
分析を述べて皆さんを飽き飽きさせるのではなく、私自身で統計を作成し、まとめてみようと思う:
- 読者の皆さんの100%がソーシャルメディアを現在利用しており、近い将来、引き続き利用するだろう
- 90%はここまで読み勧めたことに対して、なんとかお金を取り戻したいと願うだろう
- 87%はなぜユーチューブ、マイスペース、そして、その他の主要なソーシャルメディアサービスを挙げないのか、疑問に思うだろう(疲れたからだ。また、101と言う数字が気に入ったことも理由の一つだ)
- 56%はこのパートを気に入るものの、結論を述べる点においては、あまり役に立たないと思うだろう
- 42%はさらに101個の統計を見たいと思っているだろう
- 2%は本当に統計が101個あるのかカウントした (そして私は今再び個数を数えている)
- .001%は私が有益な情報を提供しようと努力している点を理解してくれるだろう。なぜなら、私自身、証拠を挙げて説明するため、パワーポイントのコンテンツを作るため、そして、このサイトにエントリを投稿するために、役に立つ統計を手に入れるべくウェブを探し回るのが苦手だからだ(お母さんなら分かってくれるよね!)
この記事は、Social Media Explorerに掲載された「101 Social Media Stats to Make Your Spirits Bright and Your Head Spin」を翻訳した内容です。