アドセンスで1日2万円稼ぐための6つのレッスン

最終更新日:2024/03/15

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若干20歳のスーパーアフィリエイター、ViperChillのグレン君がアドセンスで稼ぐ方法を伝授してくれました。1日2万円と言うのが努力次第では届きそうな数字でリアリティありますね。さて、毎回情報を出し惜しみしないことで知られるグレン君ですが、今回はいかに?! — SEO Japan

ウェブサイトの売買については最近ここにもよく書いており、、私も多くの時間を費やしてきた。私が定期的にウェブサイト売買マーケットをチェックするのは、購入して改善することのできるサイトを見つけるためだけでなく、新しいウェブサイトやトラフィックのソース、お金を稼ぐ方法のアイデアを得るためでもある。

私が自分のウェブサイトを持って3年近くになるが、その主要な収入源はGoogleアドセンスだった。しかし、最近になって、そのサービスから1日に50ドルも集める素晴らしいサイトを見つけたのだ。私は全くもってアドセンスのエキスパートではないが、簡単に利益を増やす方法が分かり、何週間にもわたって様々な戦略をテストした。

今回ここで紹介する変更のおかげで、私は継続的に50ドルから150ドル以上、いい日には200ドル以上を得ることに成功したのだ。ちなみにそのサイトでは、アドセンスよりも稼げる(1日400ドル!)アフィリエイトを見つけたので、アドセンスは使っていない。

しかし私は今回のテストを通して多くのことを学んだ。その知識は将来買うか作るかする新しいサイトに生かすことができるし、もちろん私が学んだことをここで共有するつもりだ。

1. 目立ち過ぎるとクリックされない

あなたがこれまでに「おめでとうございます!あなたは、私たちのウェブサイトの100万人目の訪問者です」というバナーや、美しい女性が全面に載ったオンラインゲームEVONYの広告や、Chikitaの広告に載ったダレン・ロウズ(Problogger)の顔を見たことがあれば、目立つことが多くのクリックを獲得する秘訣だと思ったかもしれない。画像やフラッシュ広告ではそうかもしれないが、これはアドセンスには当てはまらないのだ。

何らかの目立つもので訪問者の注意を引くと、そこから2つうちどちらかのことが起きる。彼らがするかもしれないことの最初の1つは、私たちの多くがオンラインバナーに対して持っている“盲目さ”が理由で、無意識にその広告を無視することだ。もう1つの可能性は、ユーザーはその広告に意識的に注意を払い、自分が興味のあるものかどうかを決めるのだ。

この2つ目の選択肢によってクリックを獲得しいくらかの利益を得ることができる中、私は、その広告がサイトの一部のように見えれば広告はもっと高いCTR(クリック・スルー・レート/クリック率)を獲得できるということに気が付いた。私が買ったサイトは、サイト全体の背景は白だったが、広告の背景色には濃いグレーを使っていた。背景色を変えただけでCTRがおよそ2%から確実に3.5%にまで上がったのだ。

去年のいつだかにGoogleは、表示する広告内のフォントの種類やテキストのサイズを変更できるようにした。私は、そこでミディアムサイズのVerdanaを使い、サイト内のフォントもCSSで微調整して全く同じに見えるようにした。これによって、CTRは4%を超えた。つまり、このたった2つのシンプルな変更が、サイトが生み出す収入を簡単に倍にしたのだ。

2.目的地ではなく、リソース源になる

あなたがサイト上に置いたどんな広告でも、見た人をあなたのサイトから離脱させてしまうということを覚えておかなければならない。もしあなたが常連の読者を持った人気ブログを作ろうとしているのなら、全ての空きスペースを広告で埋めるのは得策ではないかもしれない。コンテンツ内に広告を置けば、サイトの下の方の右端に置いた広告よりも断然多くのクリックを獲得することができるが、それはつまりあなたがより多くの訪問者を“失う”ことでもあるのだ。

私の経験上、アドセンスで多くのお金を稼いでいるサイトは、検索エンジンからのトラフィックを受け、ユーザーが求めていることの全部ではなくその一部だけを提供しているようなサイトだ。もし、サイト訪問者に彼らが求めているもの全てを提供してしまえば、もう彼らは広告をクリックして別の場所に行く必要は全くなくなるのだ。

これから紹介するその他の微調整によって、私はサイトのCTRを8%まで上げることができたが、それ以上にはならなかった。やろうと思えばできたのだが、私は訪問者に何らかの形で真の価値を提供したかったのだ。もしあなたが、ユーザーにサイトにずっといてもらいたいとか彼らが求めているもの全てを提供したいと思っているのなら、アドセンスはあなたにぴったりの収益戦略ではないかもしれない。

私は、ViperChillを世界でトップのマーケティングブログにしたいと思っているし、そのためには私はこの業界にいる他のブロガーよりも良い記事(少なくとも私がそう思うような)を書く必要がある。私は定期的に他のウェブサイトにもリンクを張っているしこれからもそうするつもりだが、同時に私がここで書いているトピックの種類の“ソース元”にもなりたいのだ。

もし私がサイトのいたるところにアドセンスを置けばお金は稼げるだろうが、私自身の価値の妥協と遅い成長という犠牲を払うことになる。アドセンスで多くを稼ぐためには、あなたのサイト内でユーザーが必要なもの全てを用意するよりも、ユーザーがそのトピックに関する情報をさらに見つけるために先に移動し続けたいと思うようなリソースを作る必要がある。

スティーブ・パブリナは、自己啓発をテーマにしたディスティネーションサイト、つまりユーザーにとって最終到達地となるサイトになりアドセンスで1日に1,000ドル以上を稼いでいて、このルールには当てはまらない例だ。彼は去年のある時期にサイト内から全ての広告を削除した。しかし彼がサイト上にアドセンスを設置した時、トラフィックは多くの人が予想したほどには下がらなかったのだ。

3.利益に貢献するのは、トラフィック?

アドセンスを使うと、訪問者に広告をクリックさせるか、コスト・パー・インプレッション(CPM)を元にした広告表示のどちらかによってお金を稼ぐことができる。たくさんのクリックやインプレッションを獲得するには、たくさんのトラフィックが必要になる。

自動車保険や中皮腫のニュースやクレジットカードのレビューといったニッチな分野では、クリックごとにお金を稼ぐことができる。これらの業界では、多くの人が通常1クリックで5ドル位を得ているとレポートしている。これはかなり大きな数字だ。しかし、これらの業界で多くのトラフィックを獲得するのは簡単なことではない。

一方、私がいるような分野では、1クリックで0.2ドル以上を得ることはできない。なぜなら、広告主がトラフィック獲得のためにそんなに多くを支払いたいと思っていないからだ。クレジットカードや自動車保険を探している訪問者は、最終的には大きな額を支払うため、これらの業界では広告主は対象トラフィックを獲得するのにいいお金を払う意思があるのだ。

アドセンスでお金を稼ぐこととは、トラフィックとあなたの分野のことをシーソーのように考えることができる。多くのトラフィックを獲得するがクリックごとの金額は少ないのか、他の方法に転換し、トラフィックは少ないがクリックごとの金額が大きいか。例えば、Myspaceのレイアウトテンプレートを配布しているサイトで1日に100ドルを稼ごうと思ったら、読者からのアドセンスのクリックはそんなに大きい金額ではないため、大量のトラフィックが必要になってくる。

自動車保険の分野で100ドルを稼ぐのにはその10分の1のトラフィックでできる。なぜなら、クリックごとの支払いがもっと大きいからだ。トラフィックは重要だが、それが全てではない。どの分野であるかは関係なく、日常的に相当なアドセンスからの収入を得るには、どちらも多くなければいけないのだ。

4.大きな長方形と横並びのリンクユニットが効果的

長年、私はいつも大きな長方形がアドセンス広告で一番パフォーマンスがいいと聞いてきたし、私自身の経験もそれに完全に一致すると言うしかない。たくさんの異なる広告の形式をテストしたが、これよりもいいクリック率のものはない。

もちろん、このアドバイスに盲目的に従うより、自分のサイトデザインを見てどこに広告を置くのがいいか考えることも重要だ。大きな長方形を置いても、その場所に前からあったものよりも目立ち過ぎてしまい、うまくいかないケースもあるかもしれないのだ。その場合、私が考える2番目にパフォーマンスのいい広告の種類は、横に並んだリンクユニットではないかと思う。

アドセンスを設定する時、テキスト広告にするかイメージ広告にするか、その両方にするかを選択することができる。私は、一貫してテキスト広告が一番いいことが分かっている。それは、イメージ広告は広告っぽすぎるからという単純な理由だ。前に言ったように、多くの人は無意識にそれを無視するのだ。

大きな長方形は、コンテンツのトップの左側のコーナーに置くのが一番いいと私は思っている。ここに置くとサイトの一部分っぽく見えるのと、そこが訪問者の目が最初に行く場所のためクリックする可能性が高いのだ。横並びのリンクユニットが多くクリックされるのは、それがもう1つのナビゲーションバーのように見える時か、コンテンツのど真ん中、つまりユーザーが実際に他のリンクを探している場所にある時だ。

後者の例としては、RapidShare検索エンジン、MP3リンクを提供するブログ、無料のPDFリソースや何らかの形でユーザーにダウンロードさせるものが挙げられるだろう。私のサイトはこれらのどの業界(大抵は相当汚い世界だと思っているが)にも入っていないが、何らかの形でユーザーにリンクを探させている。

5.コンテンツの中か、隠すか

何年にもわたって(今でも)私がアドセンスで多くを稼いでいない理由は、サイト訪問者に多くを提供しないつかの間のリソースよりも、デスティネーション・サイトを作る方が好きだからだ。最近、この2つのうまい組み合わせを見つけ(ちょうど1日に350ドルが期待できるサイトを買ったばかりだ)、多くを学んでいる。

コンテンツの中にあることとは、コンテンツの真ん中に横並びのリンクユニットを置いたりしてテキスト広告をテキストの中に混ぜること、または縦方向のバナーを記事の右側に置くことなどを意味する。これはかなりうまくいく傾向があり、多くのアドセンス発行元が使っているアプローチだ。

しかし他の選択肢として、あなたのコンテンツを“隠す”ことで、アドセンス広告がユーザーがまさに捜していたもののように見せることもできる。私はこの手法に、人気サイトFlippaを見ている時に出くわしただけなのだが、もしあなたが(ユーザーがページをスクロールダウンする前に)一面を飾れるほどの重要な関連コンテンツを持っていなければ、アドセンスのクリック数は多くなるだろう。

これは不正行為のボーダーラインではあるが、私はあなたがオンラインでお金を稼ぐのを助けたいだけなので、これも1つの方法だと今は言っておく。この戦略を自分のウェブサイトに導入するかどうかはすべてあなた次第だ。

6.最後のヒント

私はこの記事を、アドセンスでもっとお金を稼ぐためには絶対に必要ではないけれど知っていると便利な小さなヒントで締めくくろうと思う。

  • もしあなたがブロガーであれば、よりお金を稼ぐためにフィード向けのアドセンスを使用する
  • 1ページに最大3つの広告ユニット、3つのリンクユニット、2つの検索ボックスの使用が可能
  • 広告の近くにイメージを置くとクリック数が増えるが、近すぎるとアドセンスの利用規約に違反するので要注意
  • 自分で広告をクリックしないこと。Googleはバカではない。
  • フッター内の横方向のアドセンスバナーはうまく機能する。サイトの一番下までたどり着いたユーザーは、大抵は何かもっと情報を探しているのだ。
  • 免責事項:ここで読んだことを導入する前に必ずアドセンスの利用規約を読むこと。

私にとっては、アドセンスでほとんどの収入を得るサイトを構築することは、単純にお金儲けのサイトを作ることだ。世の中にはたくさんのツールが出回っていて、それらは時に便利で、(YouTube変換や、他の国での検索結果をチェックできるプロキシなど)アドセンスを通じてサイトを収益化し、ユーザーにも真の価値を提供する。

大体の場合、アドセンスでお金を稼ぐサイトは単純にアドセンスを通してお金を稼ぐように作られている。多くの場合、アドセンスを通してお金を稼ぐ価値のあるサイトは、関連のあるアフィリエイト提供を見つければ、もっと多くのお金をかせぐことができることが分かった。私が購入したサイトもそのケースだ。

あなたももし何か他にヒントを知っていたら、是非コメントに残して欲しい。


この記事は、ViperChill : Viral Marketingに掲載された「6 Vital Lessons from a $200/day Adsense」を翻訳した内容です。

相変わらず実際の経験に基づいた実用的なアドバイスが満載の記事でした。我々もアドセンスやアフィリエイト等の収入をメインにしたサイトを幾つか運営していましたが(最近は余りしていませんが、数年前まではかなりやりこんでいました)、ここに書かれているアドバイスは日本であっても、ほぼ通じると思います。

「ディスティネーションサイト」でなく「リソースサイト」の方がアドセンスでは儲かる、と言うのは、つまりコンテンツを充実させたサイトより、他のサイトへのリンク集等の方が稼げる、と言うことで、どこか悲しい現実ですけどね。リソースサイトを作ってSEOで上位表示させれば、上手くやればそこそこのお小遣い稼ぎにはなる訳ですし、だからこそ余り内容の無いサイトが、検索結果に多数表示されてしまうのですけどね。

最も、最近は検索エンジンのアルゴリズムは大分進化してきましたから、内容の薄いサイトはどれだけ過激なSEOを行っても以前ほど上位表示されなくなりましたが。リソースサイトであってもユーザーにとって本当に有益なサイトを作ることが今後はより重要になるかとは思います。 — SEO Japan

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アイオイクス SEO Japan編集部

2002年設立から、20年以上に渡りSEOサービスを展開。支援会社は延べ2,000社を超える。SEO/CRO(コンバージョン最適化)を強みとするWebコンサルティング会社。日本初のSEO情報サイトであるSEO Japanを通じて、日本におけるSEOの普及に大きく貢献。

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