そのSEOの思い込み、誤っていませんか?

様々な要素が影響を持つSEO、技術や科学的な分析以外に、かなりの部分が経験則や職人芸的アプローチによって実践されてしまっているのもまた事実。とはいえ検索アルゴリズムを常に進化し続けており、一人や一社の経験なんて全体の極々一部でしかありません。結果オーライの世界といえばそれまでですが、今回は過去の経験や勝手な思い込みで間違ったSEOをしていませんか?という話を。 — SEO Japan

今日は推測特集だ!今回のエントリでは、グーグルのランキングシグナルが実は私たちが考えているものとは違う、あるいはウェブマスター・セントラルのヘルプファイルで配信されているガイドラインに一致しないと仮定したシナリオを調査していく。曖昧、あるいは明確ではないと感じたファクターを挙げ、従来の知識が誤っている可能性がある理由について私の考えを述べていく。

インデックスされたページはページランクをもたらしているか否か 同じサイトで100個の製品にリンクを張っているeコマースのカテゴリーのページを例にとって考えてみる。このeコマースのカテゴリーページはページランクが2、または2以下だと仮定する。当該のページはタイトルタグを除くとテキストがない。ページに向かう外部のリンクもない。カテゴリーページの質が低いため、グーグルがページランクをもたらさない可能性を考えてもらいたい(あるいはビングにおける相当のアイテム)。狭義の技術的な観点では、このページは製品ページへのページランクをもたらすべきだが、質が低い点は疑いようもなく、そんなことをする必要はあるとは思えない。しかし、このページが突然非常に有効なテキストを掲載したら、検索エンジンは別の見方をするだろう。

NoFollowのリンクはシグナルとして使われているか否か NoFollowの定義通りに考えると、この属性を持つリンクはページランクをリンクを張るページにもたらさない、もしくはグーグルがNoFollowのリンクには関心を示さないことになる(それがプラスであれマイナスであれ)。しかし、この解釈はこの種のリンクの強力なシグナルを無視しており、グーグルがNoFollowのリンクを読み取る仕組みにはもっと細かいニュアンスが隠されていると私は思う。

広告を買っているのが誰かを確かめれば、この点は簡単に分かる。少し調整する必要はある。なぜなら、フォーラムやブログのコメントは広告ではないからだ。しかし、基本的なフィルタリングが多いに役に立つ。フォーラムとブログを検知するのはさほど難しいことではない。広告の購入は悪いことではないが、検索エンジンが持っていたいデータであり、何かしらの方法で使いたいデータでもある点は注意しておきたい。

また、NoFollowのリンクを、フォーラムやブログでアンカーテキストを多用するコメントを投稿している人を確認するために利用することも出来るのではないだろうか。そう、スパムのシグナルだ。

多くの政府のウェブサイトは外部リンクにはNoFollowを徹底している。しかし、政府のサイトは、本当に価値がある情報を提供している場合をのぞいてサイトにリンクを張ることはない(NoFollowであれ、DoFollowであれ)。要するに、政府のサイトからのリンクは通常の票よりも価値が高いと言うことだ。まったく重要視されていないと思うだろうか?その反対だと私は思う。

そして、標準的なNoFollowポリシーを持つ恐怖のウィキペディアも忘れてはならない。個人、もしくは企業のプロフィールページを手に入れるのは並大抵のことではない。ウィキペディアで取り上げられるのは、関連性のシグナルなのではないだろうか?

リンクではないウェブサイトのリファレンスは価値をもたらさないか否か これは簡単に誤りを暴くことが出来る。ウェブのリファレンスがローカル部門の検索結果の格付けにおいてポジティブなシグナルだと言う点をグーグルが確認している。また、サイトに対するすべてのリファレンスデータの一貫性もまた、ローカル検索において重要なシグナルとして見られていると言う主張も受け入れられている。そのため、グーグルはサイトへのリファレンスに気づいているだけでなく、アドレスおよび電話番号の情報まで見ている。明らかにローカル検索ではシグナルとして用いられているが、ウェブ検索ではどうだろうか?

リンクを張ることなく企業に言及するメディアのサイトはとても多い。しかし、メディアの多くはブランド名(リンクを張っていなくても)を利用しており、これはウェブサイトが検索エンジンでの認識に値する点を示唆している。また、検索エンジンはソーシャルメディアのサイトをモニタリングし、最新の情報をチェックしている。これらのサイトの多くはイベントの開催中に発生している白熱する議論を取り上げている。例えば、ツイッター上のアクティビティが多い事実は、重要な出来事を示唆している可能性があり、検索エンジンは検索結果に最新のニュースを載せるために利用している可能性がある。

302リダイレクトはページランクをもたらさないか否か 概ね正しい。しかし常に正しいと言い切れるだろうか?302リダイレクトは、“一時的”と定義しているが、302が1年間も継続されている場合はどうだろうか。それでも一時的と言い張るだろうか?あるいは、コンテンツを何度も移動したことがあり、常に302リダイレクトを利用するものの決して削除しない大規模で有名なウェブサイトを調査している場合はどうだろうか?皆さんがグーグルなら、リンクバリューを幾らか認めようとするのではないだろうか。特に過去のページにリンクを張っている幾つかのサイトがリンクを新しいページに張り、更新を行った場合は尚更だ。

検索エンジンは1つのページにつき限られた数のリンクを追跡するか否か これもまた概ね正しい。しかし、異なる場合もある。グーグルが1つのウェブページにつき注目するリンクの本数を決める際の主要なファクターは、当該のページのオーソリティと信頼性、ページの認識された価値、ページの認識された役割(例えばHTMLのサイトマップページかどうか)である。それでは、1つのページのリンクの本数は100本以内に収めるべきだと言われるかもしれないが、上述のシグナルにより十分にポジテイブな指標を持つサイトは間違いなくさらに多くのリンクに対処することが出来るはずであり、反対に、質の低いサイトはあまり多くのリンクを処理することは出来ない。

結局、コンテキスト次第である。要するに、検索エンジンが考慮する状況は恐らく数百(あるいはそれ以上)存在するのだ。SEOの決定を行う際は、その思い込みが本当に正しいかどうか自分に問いかけてみよう。典型例とは異なるシグナルが存在するかどうか分析する方法を学び、そして、その可能性を意識してもらいたい。その他のシナリオを把握しているなら、以下のコメント欄で紹介してもらえると嬉しい。

この記事の中で述べられている意見はゲストライターの意見であり、必ずしもサーチ・エンジン・ランドを代表しているわけではない。


この記事は、Search Engine Landに掲載された「Are We Getting Mixed SEO Ranking Signals?」を翻訳した内容です。

確かに上記の問いに対しても人によって意見が違うこともあるでしょうね。正直、余り細かすぎることは別にどちらでも良い気がしなくもないですが。。。アルゴリズムは常に進化し続けるわけですし、1つ1つの細かすぎるディテールよりは全体を考えて、多少のアルゴリズム変動でもぶれが少ない中長期的に効果が高いSEOを行うことの方が重要な気もします。とはいえ、「リンクではないウェブサイトのリファレンスは価値をもたらすか?」なんていうトピックは気になりますよね。Googleの技術であれば確実にこういったレフェレンスを1つのシグナルとして認識できていると思いますが、さて、検索結果に影響を与えているのでしょうか。今は違くとも、ツイッターやSNS、リアルタイムウェブの普及でリンク無きレフェレンスってかなり増えてきたと思いますし、いずれはかなりシグナルとして利用してそうな気もします。なんてことを考えてみるのもまた楽し。 — SEO Japan
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