Google 徹底解剖

Googleとは?

Google ... 1998年のデビュー当時はその見慣れないスペリングから「ゴーグル」「グーの親戚?」など無名の検索エンジンとして散々な扱われた方をしてきて「グーグル」ことGoogle。今では米国は元より日本の検索の70%以上がGoogleの検索エンジンを利用して行われていると言われる程メジャーな検索エンジンとして成長するに至りました。

元々はスタンフォード大学の学生だったセルゲイ・ブリンとラリー・ページによって開発されたGoogle。Infoseek、Hotbot、Excite、Altavistaなど当時の主要検索エンジンが検索アルゴリズム向上の開発競争に追われ、また心ないSPAMユーザーの検索エンジン結果の不正利用と争っていた頃、「特定のウェブページへのリンク数が多ければ多い程そのウェブページを高く評価する」と言う単純な仕組みで登場しました。

最初はそんな単純な仕組みでまともな検索結果が得られるはずがないと専門家の評価も決して高くはなかったGoogleですが、無数のウェブページが存在するインターネットでは、意外にもそのリンクによる評価システムが利用ユーザーにとって最適な検索結果を提供すると言うことで徐々に人気を獲得し、今ではシンプルなインターフェースが好評の独自検索サイト Google.com に加え、世界各国の多数のポータルサイトに検索結果を提供し、インターネット上の検索エンジンと言えばGoogleと言われる程までの影響力を持つようになりました。日本でも日本語版Googleに加え、Yahoo! Japanのページ検索や、Excite、日本のプロバイダNo.1~3であるNifty、Biglobe、So-netの検索サービスにも検索エンジンを提供しています。

PageRank / ページランクの衝撃

上記にも書いた通り、Googleはウェブページに対する他のウェブページのリンクを検索アルゴリズムに導入することで話題となり、そしてユーザーに最適な結果を提供できたことで人気になりました。Googleは特定のウェブページに対するリンクを元にそのウェブページの評価をページランク(PageRank)と言う10段階の指標で表し、それをキーワード検索時に利用しています。もちろんリンク数が多ければ多いほどウェブページが評価されるわけですが、単純にそれだけではなく、リンクしているウェブページ同士の関連性やリンク元のウェブページのページランクも考慮に入れるなど極めて複雑なアルゴリズムながらユーザーにとっては入力されたキーワードに対して最適な結果から表示されることが多いと高く評価されています。

今ではウェブページに対するリンクはほとんどの検索エンジンの検索アルゴリズムが考慮する要素になりましたが当時としては全く新しい考え方であり検索エンジンの技術革新に大きな影響を与えたと言えるでしょう。

Googleの検索アルゴリズム

もちろんGoogleの検索アルゴリズムはページランク以外にも様々な要素を考慮しています。その正確な内容は決してGoogleも公開していませんが一般的にはウェブページのタイトルタグやBodyタグ内の文章など20~25種類程度の要素を対象に検索を行っているのではないかと言われています。ページランクはその中で最も重要な要素の一つと言うことになります。

リンクと言うそのウェブページのみで完結しない外的要素が考慮されることで、Googleの検索結果で意識的に上位表示を行うことは極めて難しくなっています。もちろん最低限のウェブページの最適化は必要ですが基本的にはより内容の充実したウェブサイトを作成し、より多くのウェブサイトからリンクを張ってもらう地道な努力を続ける以外にありません。

とは言え、従来ゲリラ的に培われてきたクローキングやドアページなどの最適化テクニックを使いたくなるのが検索エンジンマーケターの心情ですが、多用しても実質あまり効果がない上に、場合によっては「不正な最適化を行っているウェブサイト」と判断されてGoogleのデータベースから登録を削除されてしまうこともありますから、最適化には注意が必要です。実際にGoogleの現開発メンバーも「クローキング、隠しリンク、隠しテキスト、ドアページなど従来の最適化テクニックは忘れて、より良いコンテンツ作成に時間をかけることが一番の最適化になるだろう」と様々な場面で語っています。

Googleの弱点

短期間のうちにインターネットNo.1の検索エンジンに成長したGoogleですが、果たして今後の展開に弱点はあるのでしょうか?一般的にGoogleは特定の情報を検索したい際により最適な結果が得られると言われています。曖昧なキーワードや単独のキーワードでは最適な結果がすぐに出てこないことが多く、また複合キーワードで検索しようにもどんなキーワードの組み合わせで検索を続ければ良いのか分からない場合も多々あります。

そういった場合に入力されたキーワードと組み合わせで良く使われるキーワードパターンを幾つか自動的に表示してくれる検索エンジンが近年登場しています。共に英語ですがDirect HitTeoma(ベータ版)などが該当します。日本でもInfoseekが「つながりシーク」と題して同様の検索システムを提供していますが、何分本来の検索アルゴリズムに弱さがあり完全にその機能を生かしきっているとは言えないようです。

この点はGoogleも当然認識しており、現在、同様の(多分何らかの形でさらに進化した)仕組みを開発していることには疑いがないでしょう。

余談: Googleの由来

最後に余談になりますが「Google」の名前の由来をご存知でしょうか?Googleは、米国の著名な数学者エドワード・カスナーの甥、ミルトン・シロッタによる造語「googol」が元になっています。このgoogleは日本語で発音すると「ゴーゴル」になります。意味は1の後に100個の0が続く数字(とにかく莫大な数字と言うことですね)を意味しています。

さて、Googleに関する基礎知識はこれ位にして次のページからはGoogleに関する情報を検索エンジンマーケティングの観点から徹底解剖していきたいと思います。