Instagramに学ぶビジュアルコンテンツマーケティングの極意

最終更新日:2024/02/16

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Facebookによる買収の後も拡大を続けているInstagram、日本でもユーザーが多い海外サービスの一つですよね。今回はそんなInstagramに最近のトレンドでもある「ビジュアル」を重視したコンテンツマーケティングを学んでみようという記事をHeidi Cohenから。 — SEO Japan

Instagramの調査と実用的なアドバイス

トップブランドのおよそ60%がInstagram上に存在する。あなたのブランドも?

もしそうでないなら、再検討すべきだ。なぜなら、Instagramは、現在Pinterestと互角の勝負をしているソーシャルメディアサイトだからだ。Facebookが所有するInstagramは、Simply Measuredによると、毎月9,000万人のアクティブユーザー、1日4,000万の写真、毎秒8,500のlikeを誇る。

Instagram: トップレベルの視聴者数

Pew Internet Researchによると、インターネットユーザーの13%がInstagramを使って写真を撮って共有する。多くのソーシャルメディア発生地における参加者と同様に、Instagramを使用しているのは男性よりも女性の方が多い。年齢は、18歳~29歳がInstagramのスイートスポットだ。

実用的なマーケティングのアドバイス: 自分のターゲットオーディエンスについて、彼らがどのように写真を使ったり見たりするかという観点から理解する。これを自分のマーケティング・ペルソナの1つの要素として加える。

Instagramの採用

Instagram使用数は増加し続けていて、画像が豊富で高成長しているソーシャルメディアサイトPinterestとGoogle+との差を縮めている。InstagramはまだFacebookとTwitterには遅れを取っている。(ブランドとソーシャルメディアでのInstagramを含む追加調査はこちら。)Simply Mesuredのデータを詳しく見てみると、PinterestとInstagramの成長率は共に減速していることが分かる。

comScoreが示しているように、2012年のホットなソーシャルメディアサイトであるPinterestが平板化しているように見える中、Instagramは今も出世コースにいるが、どちらもまだビジュアルブロギングサイトのTumblrの下をうろついている。

実用的なマーケティングのアドバイス: 写真に焦点を合わせたソーシャルメディアプラットフォームの使用を多様化して、両面作戦をとる。写真は、テキストコンテンツに比べると簡単に撮れるし、簡単に共有できるということを心に留めておこう。

Instagramとブランド

5つのうち3つのブランドがInstagram上に存在するのだから、あなたもこの写真ソーシャルメディアを自分のマーケティング戦略に追加することを検討する時なのでは?それは自分のビジネスには当てはまらないと断言する前に、B2BおよびB2Cビジネスがこの画像フレンドリーなサイトで安息の場所を見つけたことを知ろう。さらに言うと、すでにInstagramを使用しているビジネスの10社に1社が100,000人以上のフォロワーを所有している。

Instagram上のトップ10ブランドには、ファッションや画像に焦点を合わせたB2Cに加えて、メディアエンティティ(MTV)やB2Bを焦点としたビジネス(GE)が含まれていることは興味深い。

実用的なマーケティングのアドバイス: 自分のブランドを写真の中でどのように表現するかを決めること。それはあなたの製品、または従業員、または顧客のクリエイティブな視点かもしれない。自分のブランドをどのように人気のあるハッシュタグや画像と関連付けるかを決めること。競争に勝つためには、週に2回は写真を投稿すること。

Instagram: 全てのマーケッターが必要とするソーシャルコンテンツマーケティング

Simply Measredの調査によると、Instagramは1000以上のシェアに値する。コンテンツマーケティングの燃料として、Instagramはソーシャルメディア・ゴールドを提供する。ユーザーは、自分の画像のほぼ60%をTwitter、100%をFacebookで共有する。Simply Measuredによると、これは写真ごとに22のツイートと274のFacebookのやり取りにつながる。

Simply Mesuredによると、Instagram上でのブランドエンゲージメントはこの前の四半期ではトップ100ブランドの中で3番目に増加した。Instagram上のトップ8位までのブランドが、このソーシャルプラットフォーム上でのエンゲージメントの80%を占める。マーケッターが理解すべき重要なことは、このトップブランドが自らのエンゲージメントをおよそ5番目に増加していることだ。一つには、これはこのプラットフォームの早期導入者であることに起因する。

Twitterのサポートの変更は、そのソーシャルネットワーク上でのエンゲージメントの著しい減少を引き起こした。これは、様々なネットワークにわたって自分のソーシャルメディアを宣伝する必要性とブログやEメールリストのようなオウンドメディアエンティティを持つ必要性を強調する。

実用的なマーケティングのアドバイス: 自分の製品やビジネスの別の視点を示すことによって見込み客の気を引くため、または、たくさんのクリエイティビティを必要としないコンテンツもしくは参加者側の作品に顧客に社会的に関与してもらうために、Instagram写真を使用する。

過去四半期におけるInstagramの成長とこのプラットフォーム上でのトップブランドによるエンゲージメントのレベルは、マーケッターの注目に値するものだ。これは特に、あなたの提供する物が写真フレンドリーである場合には重要である。

あなたは自分のソーシャルプレゼンスを築くためにInstagramを使用したことはあるだろうか?もしないのなら、その理由は何だろうか?


この記事は、Heidi Cohenに掲載された「Instagram Hearts Visual Content Marketing」を翻訳した内容です。

Instagramの利用者、ネットユーザーの13%が多いかどうかは人それぞれの感じ方と思いますが、周りを見渡しても確かにそんな印象は受けますね。Instagramに限らず、TumblrやPinterest等、ビジュアル系のサービス(Lineもスタンプでビジュアル系メッセンジャーといえるかも?)が大流行している最近のインターネット、色々と参考になる点が多い記事でした。

日本ではまだまだYouTubeを活用した映像コンテンツどころか、画像を活用したコンテンツマーケティングも未開拓の分野ですよね。この辺の差がどこから出てくるのか、日本人も決して映像はともかく画像や写真に関しては欧米に比べて一般的な普及率や利用度では差がないと思うのですが(というか、もっと使われているような)、企業のマーケティング活用となると、何故か静かになってしまうのはインターネットやソーシャルメディアの活用がまだまだ遅れているだけなのか、新しいことに消極的な日本企業の文化なのか、いまいち理由がわかりませんが、日本でももっと映像や画像を活用したコンテンツマーケティングが普及していくと楽しくなりそうなんですけどね。 — SEO Japan [G+]

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アイオイクス SEO Japan編集部

2002年設立から、20年以上に渡りSEOサービスを展開。支援会社は延べ2,000社を超える。SEO/CRO(コンバージョン最適化)を強みとするWebコンサルティング会社。日本初のSEO情報サイトであるSEO Japanを通じて、日本におけるSEOの普及に大きく貢献。

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