Uberの評判が急降下、Facebookが社内ソーシャルネットワークを開発? – 米国発Web業界ニュース11月下旬号

公開日:2014/12/04

最終更新日:2024/03/15

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続けて米国ウェブ業界ニュース後半編を。日本でも有名なUberが色々とやらかしてしまっている、という一件と、Facebookが新規事業で社内SNS製品の開発に取り組んでいる、という気になる話題、その他諸々盛り沢山。 — SEO Japan

What Uber felt like this week
今週のウェブマーケニュースでは、・迷走するUber ・高まるモバイルの重要性 ・世界のネット人口 ・スパム投稿の取り締まりを強化するFacebook ・過去のツイートを整理 ・Snapchatが支払いサービスを始める ・Amazonがホテル予約サービスを開始 ・Uberと提携を結び、ポッドキャストへの進出を目論むSpotify ・計測ツールに投資するべきタイミング ・Googleがコンテンツの質を判断する基準 ・支払いシステムの未来 ・2014年に出版されたお薦めのビジネス書等の話題を伝える。

それでは、デジタルマーケティング業界に影響を与える重要なリンクをまとめて紹介していく。

毎週、経営者の方々が、最新の変化、レポートする価値のあるアイテム、そして、仕事で役に立つ可能性があるコンテンツを把握することが出来るように、テクノロジー、ソーシャルメディア、モバイル、デジタルコミュニケーション、そして、マーケティング業界の現在のイベントとトレンドに関するリンクを集めて、ニュースレターを提供している。ニュースレターを購読することも可能だ。

また、Flipboardを利用しているなら、This Week in Digital Magazineを購読すると、同じリンクを手に入れることが出来る。

お知らせ: 来週は感謝祭と重なるため、次回のリリースは、再来週になる。

インダストリー

  • ここ数ヵ月の間、Uberの会社としての考え方を疑問視する声が頻繁に上がっていたが、今週、昼メロのような展開がUberを襲った。Uberの重役の一人が、Uberについて批判的な記事を書く記者の個人情報を得るため、リサーチャーや調査報道記者を雇うべきだと示唆した(re/code)
    • テクノロジー企業とPandoDailyのような内部事情をスクープするメディアによる、シリコンバレー恒例のケンカに過ぎないと思うかもしれないが、New York Timesもこの話題に飛び付き、また、国防省はこの重役の発言と距離を置くと発表している(Bits Blog & BuzzFeed)
    • 一流のベンチャー投資家に、無慈悲と傲慢がUberの活動の源にあると言われ、また、大勢の読者を抱えるデジタルメディアにはUberは最低な問題を抱えていると言われている。この悪評を何とかする必要がありそうだ(Business Insider & Vox)
    • テクノロジー、プライバシー、そして、法律に関する上院の小委員会で会長を務める上院議員のアル・フランケンから書簡が届くと言うことは、100%問題を抱えている(U.S. Senate)
    • 木曜の夜、なぜかUberの財務情報の機密資料がプレスにリークされた(Business Insider)
      • ホワイトハウスのアドバイザーを務めた経験を持つデビッド・プラウフをポリシー & コミュニケーション部門のトップに迎えた点、そして、「対立」するジャーナリストへの宣戦布告とも言える発言が明るみに出た点を考慮すると、今回のリークは、政治活動において主な問題から注目を逸らすための意図的なリークを思い起こさせる

  • 制御不能に陥った企業の行為に興味があるなら、Gawkerが企業による劣悪なツイートをまとめたページを用意しているのでチェックしておこう(Gawker)
  • スクリーンの1日の視聴時間に関して、モバイルがテレビを上回りつつある(Flurry)
  • モバイルの成長は、スマートフォンに限られるわけではない。ニューヨーク市では、旧型の公衆電話ブースを「Links」と呼ばれるタッチスクリーン、WiFi、そして、チャージ用電源が搭載された機械に進化させる取り組みが行われる。最終的に、1万ヶ所のホットスポットが用意される(AdWeek)
  • 2015年は大きな1年になりそうだ: ネットのユーザーは30億人を超える。さらに、2018年には、世界の人口の半分以上がインターネットを利用するようになる(eMarketer)。その他の注目に値する情報を挙げていく:
    • 2014: ブラジルは日本を追い抜き、インターネットユーザーが世界で4番目に多い国になる
    • 2015: メキシコはドイツを上回り、8位を確保する
    • 2016: インドが米国を抜き、2位に躍り出る
    • 2017: インドネシアが日本を抜き去り、5位になる
    • 2018: 中国は毎年ユーザーを増やし、7億5000万人を突破する
The future of the internet, as seen globally

プラットフォーム

  • Facebook
    • 先週の金曜日、Facebookは、ニュースフィードに表示される、企業によるあまりにも宣伝色が強い投稿を削減すると発表した(Facebook)
    • Facebookが企業向けの製品の開発に乗り出している。Yammer、Jive、そして、Chatter等のソリューションに憧れ、Facebookは独自の社内ソーシャルネットワーキング製品を開発している(Mashable)
      • 関連する記事: IBMはVerseと呼ばれるクラウドベースのEメール & ソーシャルコラボレーションツールを立ち上げている(WSJ)
    • 特別なニーズに対するメインのアプリの限界を悟り、Facebookは、管理とつながりを改善したGroupsアプリをリリースした(Facebook)
    • Forresterは再び中途半端な調査と共に、 企業はFacebookとTwitterに無駄に資金を費やしている と主張した。(ジャーナリストとしては見識に欠ける)ネイト・エリオットは、企業はソーシャルネットワークで顧客との関係を構築していないと頓珍漢な指摘を展開している。どうやら、大半の企業が、消費者への広告ばかりに気を取られ、関係構築への適切な手順を踏んでいない点を理解していないようだ。もちろん、理想的な成果とは程遠い。自社メディアで確固たる地位を確立させる必要がある点は認めるが、各種のプラットフォームと方針をマーケティング戦略で考慮する必要がある(WSJ CMO Today & SHIFT Communications)
What brand resources customers use
いつも通り、Forresterは、中身ではなく、上辺だけを見ることに関しては他の追従を許さない。
  • Twitter
  • Squareと手を組んだSnapchatがSnapcashと呼ばれる友達に送金する機能を導入し、支払いサービスに参入した(re/code)
  • Eコマースに関連する話題をもう一つ提供する。セキュリティを優先したソーシャルネットワークのElloがTシャツの販売に乗り出した。これは、中心的な資金調達戦略ではないものの、Elloは広告を掲載しないことを宣言しており、ビジネスモデルとしてグッズ販売を頼りにしている可能性がある — シェアエコノミーに向かいつつある現在のトレンドとは、必ずしも一致しているとは言い難い(re/code)
  • Yahoo!はMozillaと提携を結んだ。その結果、今後5年間、FirefoxではGoogleの代わりにYahoo!がデフォルトの検索エンジンとなる。これは、「選択肢とイノベーション」を推奨する取り組みの一環である(The Mozilla Blog)
  • AmazonはAmazon Travelを立ち上げる。これは、特定の地域のホテルを予約するサービスであり、TripAdvisorをAmazonのサイトに突然組み込むようなものだ(Skift)

コラボレーティブエコノミー

オーディオ

  • 一部の情報通のメディアが、Spotifyの最新版のコードに「Magic」と言う言葉とポッドキャストが含まれていることに気づいた。Spotifyは、ポッドキャストのストリーミングサービスを提供する準備を進めているのだろうか?この見立てが正しいなら、iTunesの対抗馬になる可能性がある。ただし、iTunesはiOSデバイスに確実にインストールされると言うアドバンテージを持っている(TechCrunch)
  • Spotifyと言えどもうかうかしていられない – 新たな動画ストリーミングの選択肢を音楽好きのユーザーに与えるサービス、YouTube Music KeyをGoogleがリリースした(Gizmodo)
  • ポッドキャストの台頭により、新聞と同じように、ラジオは衰退していくのだろうか?(Seth Godin)

計測/基準/ビッグデータ

コンテンツ

重要な記事、動画 & オーディオ

           

画像ソース: Jesus Solana(Flickr)

この記事は、Scott Montyに掲載された「This Week in Digital November 21 2014」を翻訳した内容です。

皆が使い慣れているFacebookが社内SNSツールを開発するとなると、既存製品にとっては中々の競合が登場することになりますね。果たして実際に、そしていつ登場するのでしょうか。。。Uberに関しては既存業界を破壊するチャレンジャーですし、多少の無謀さは必要なのかもしれませんが、日本であれば絶対につぶされていそうですね汗 今後の展開に引き続き注目です。 — SEO Japan

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アイオイクス SEO Japan編集部

2002年設立から、20年以上に渡りSEOサービスを展開。支援会社は延べ2,000社を超える。SEO/CRO(コンバージョン最適化)を強みとするWebコンサルティング会社。日本初のSEO情報サイトであるSEO Japanを通じて、日本におけるSEOの普及に大きく貢献。

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