Twitterのブランドへの影響力が他のソーシャルメディアより圧倒的に高い理由

最終更新日:2024/02/17

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引越しと夏休みで更新が遅れ失礼しました。さて休み明けの最初の記事は、TwitterがFacebookなど他のソーシャルネットワークよりブランドに影響を与える可能性が高いのでは?という興味深い記事を。Twitterの利用のされ方には他のSNSやソーシャルサイトと少し違う独特の何かある、、、と漠然と思われている方もいるかもしれませんが、この記事がその答えを探すヒントになるかもしれません。 — SEO Japan

これまで以上に、今こそブランドと企業は、Twitterの混沌としたリアルタイムの世界が、消費者がブランドと企業を把握するのにいかに大きな影響を与えることができるか理解し始める時である。

非常に多くのコミュニケーションチャンネルと新しいソーシャルネットワークが日々登場しているため、ブランドが本来の目的のために個々のマーケティングプラットフォームを効率的に使うことになると的外れになる傾向がある理由は想像に難くない。例えば、Facebookは明らかにソーシャルネットワーキングツールであるが、Facebookを使用する消費者の大部分は、ブランドについての一般市民への影響に関して言えば、Twitterユーザーと全く同じではない。

Twitterユーザーは、全く異なる種類の消費者なのだ。ブランドがそのプラットフォームで成功したいなら、彼らをそういうものとして扱う必要がある。

どうしてそれが分かるのかって?

世界的なマーケティング会社Exact Targetの最近の調査で、常にアクティブなTwitterユーザー、つまりTwitterを介して実際にブランドと接触したりブランドをフォローしている消費者は、Facebookユーザーよりもそのブランドの影響を3倍以上増幅させる傾向があることが分かったのだ。

誰がTwitterユーザーで、なぜ彼らはあなたのブランドにとってそんなに大切なのか?

Twitterで日々アクティブなユーザーのうち、

  • 72%が、月に最低1度はブログ記事を投稿する。
  • 70%が、他人のブログ記事にコメントをする。
  • 61%が、月に最低1回は製品レビューを書く。
  • 61%が、ニュースサイトにコメントをする。
  • 56%が、第三者サイトのために記事を書く。
  • 53%が、オンラインに動画を投稿する。
  • 50%が、ウィキペディアのサイトに貢献する。
  • 48%が、クーポンフォーラムで見つけた特典を共有する。

要するに、Twitterで起きることはTwitterに留まらないということだ。

このプラットフォームで始まる議論は、他のネットワークからのものよりも、ウェブ上の他の場所に現れる可能性が高いのだ。ブランドは、自分達のTwitterフォロワーに注意を払う必要がある。なぜなら、これらの消費者が最も影響力のあるオンラインユーザーに相当するからだ。ブランドは、自分達の消費者の大多数へ向けてTwitter上にブランドメッセージを向けるのではなく、Twitterを完全に異なるユーザーの生態系として扱うべきなのだ。

アクティブなTwitterユーザーは、他の人に影響を与えたいと思っている。実際、73%のTwitterユーザーが、より多くのオーディエンスを集めることがこのプラットフォームにおける自分達のゴールであると言っており、誰をフォローするかについてものすごく選択的になっている。

あなたのブランドのオンライン評価に最も影響を与えそうな消費者のグループを特定することに関して言うと、自分のTwitterフォロワーを知ることである。これらの消費者は、普通の消費者より最低でも月に一度ブログを書く可能性が3倍高く(53% 対18%)、そのコンテンツはあなたのブランドについて言及するかもしれないのだ。製品レビューの投稿やニュースストーリーへのコメントから、議論フォーラムへの参加や個人ウェブサイトの保持まで、フォロワーは最も影響力のあるオンライン消費者であることを示している。そして、多くの活動的ではないTwitterユーザー達が、このチャンネルの利用を減らしている中、影響力の高い活動的なTwitterユーザー(別名:Megaphone―詳しくはThe Social Profileをダウンロード)は、その利用を増やし続けている。これらの消費者が、他のオンライン消費者よりも頻繁に、ブログを書き、コメントを投稿し、オンライン記事を書き、ウィキペディアに投稿するのだ。

Twitterの影響力は、実際のサービスを越えて拡大する

当然のことだが、Twitterは万人向きではない。全ての消費者(特に新規利用者)が、このプラットフォームにリアルタイムで入って来る圧倒的な量の情報に対処できるわけではない。幸いにも、Twitter上で起きていることを知るためにTwitterを使う必要はない。

Twitterの極めて柔軟性の高いAPIは、サード・パーティがその基礎構造の上に簡単にアプリケーションを作ることを可能にしている。さらに、ツイートは誰からでも読まれる―ツイートを読むためにアカウントを作る必要はないのだ。これはつまり、ユーザーのごく一部だけが実際にツイートをTwitter上で読んでいて、それでもこのプラットフォームはその手の届く範囲を効果的に倍増することができることを意味する。

Twitter上のあなたのブランドに耳を傾けているのはフォロワーだけではないのだ。

同様に検索エンジンも耳を傾けている。

GoogleやBingのような検索エンジンはあなたの個々のツイートをインデックスすることができるため、消費者は自分達のクエリの中にあなたの以前の更新を見つけることができる。これは、ブランドがTwitterアカウントから投稿するものが、インターネットの履歴を思い起こすものを効果的に示し、それらを注意して見ている人もしくは偶然に出くわした人達によって見つけられる可能性が高いことを意味する。

では、ブランドはどのように自分達のフォロワーとTwitter上で交流すべきなのだろうか?このプラットフォームのいいところは、これをするのに決まったやり方がないことだ。Twitterは個性の場―ブランドに声を与えるのを手助けする場所―で、ユーザーは何らかの特定の方法でやりとりすることを1つ1つ全ての企業に期待していない(もちろん、敬意を表することは例外だ)。これが、消費者と関与するよりクリエイティブな方法の広い機会を与える。

しかしながら、少し助けを必要とするブランドのために、Exact Targetは、マーケティングデバイスとしてTwitterを使用することに成功した他企業のケーススタディを読むことを推奨している。

Twitterユーザーは、あなたのブランドが発言する重要なものに感謝する

より深い議論のためにFacebookを始める消費者がいる中、大部分の人がTwitterはその140文字の制限のおかげで素早く簡潔なコミュニケーションを容易にすることを認めている。Twitterのすごい所は、私達が自分について言いたいくだらない全てのことを縮小して1つのショットで提示させることだ。それはレジュメのようなものである―“くだらないもの”は削除して自分のターゲット層に最も関連のある情報だけを提供するのだ。

この方法では、消費者は、自分達がこのプラットフォームでフォローすることを選択したブランドや人物から一番重要な情報だけを獲得していることを理解している。もちろん、これはブランドが、彼らが伝えたいメッセージを素早く効果的に伝達する形でサービスに対する彼らの声を受け入れる方法を見つける必要があることを意味する。

このプラットフォームの簡潔さだけが、フォロワーをブランドの発言に注意を払わせておくわけではない。Twitterには、ゲーム、アドオン、広告がないという事実も関係している。私達が他のチャンネルを使う時に通常目にする全ての障害物を取り除くことによって、Twitterは、情報を探すことだけにユーザーの焦点を効果的に狭めているのだ。これはつまり、彼らが何のためにTwitterを使っているとしても(ニュースの更新を受け取るにしろ、ブランドと交流するにしろ)、完璧な注目を浴びることを意味する。

Twitterユーザーは、単にニュースや製品のアップデートのためにブランドをフォローしているわけではない

Twitter上でブランドを捜し出す消費者は、他の場所で見つけることができない企業からの視点を求めている。ブランドや有名人の近づきやすさの程度が、彼らがフォロワーとやりとりする傾向と同様に、消費者に大きな影響を与えることに関してその企業や人物がどれくらい成功しているかを決定する。

例えば、怒った消費者は、敵対心を持って電話をかけるより、企業との失敗体験をツイートする傾向がある。多くの場合、その方が企業が反応する可能性が高いと感じているからだ(特に、このサービスがリアルタイムであるため)。

さらに、Twitterのリアルタイム特性によって、消費者は、現在のプロモーションや特典やクーポンを求めてブランドをフォローする傾向がある。Twitterフォロワーがこういうタイプのプロモーションの側面を楽しむ傾向があるため、ブランドユーザーとリアルタイムのコンテストや景品で関与することをExact Targetは勧めている。

結論

あなたが好きにしろ嫌いにしろ、Twitterは唯一無二のコミュニケーションチャンネルである。このサービスをあなたのマーケティング戦略に組み込む方法を理解することが、あなたの会社やブランドの長期的成功に大きな影響を与えることになる。そして、Twitter上のユーザーに売り込むこととソーシャルネットワーク上の消費者に手を伸ばすことの違いに気が付くことが重要である。

Twitterユーザーは、ブロガーであり、ビデオブロガーであり、コミュニティメンバーであり、インターネットカルチャーのアクティブなオンライン参加者である。ブランドがTwitterのユニークなチャンネル上で勝つことを望むなら、彼らを協力者、貢献者として扱う必要がある。あなたの消費者がこのプラットフォーム上であなたから何を求めているのか、どうやってそれらを全てのチャンネルにわたって受け入れられる比類ない方法で彼らに伝えるかを把握するのに時間を割くことだ。


この記事は、The Next Webに掲載された「Twitter users are more likely to impact your brand than any other social network」を翻訳した内容です。

2番目の論点にある「Twitterの影響力は、実際のサービスを越えて拡大する」はなるほどと思いました。TwitterのAPI経由で様々なウェブサービス・ウェブサイトが立ち上がり人気も得ている結果、Twitterの影響力は単一サービスはもちろんいわゆるソーシャルの括りを超えてネット全体に広がっていますよね。「Twitter上のあなたのブランドに耳を傾けているのはフォロワーだけではなく、検索エンジンも耳を傾けている。」まさにその通りだと思いますし、「GoogleがTwitterとの提携を解消したからTwitterはSEOには関係ない」なんて言っている自称専門家は実はソーシャルの素人丸出しかもしれませんのでご注意を。他の論点もそれなりに納得できるものでしたし、今後のウェブマーケティングにおいてTwitterが無視できないというか重要視すべき存在であるのは間違いなさそうです。 — SEO Japan

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アイオイクス SEO Japan編集部

2002年設立から、20年以上に渡りSEOサービスを展開。支援会社は延べ2,000社を超える。SEO/CRO(コンバージョン最適化)を強みとするWebコンサルティング会社。日本初のSEO情報サイトであるSEO Japanを通じて、日本におけるSEOの普及に大きく貢献。

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