CMW 2014-Googleはあなたのコンテンツをどのように見ているか?コンテンツマーケターが犯しやすい、10の過ち

公開日:2014/09/17

最終更新日:2024/02/28

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コンテンツマーケティングを担当している人は、SEO担当者のみではありません。メディアや広報にあたる方も取り組んでいるケースがあるでしょう。彼らのためにSEOにおける過ちを、”The Art of SEO”の共同著者である、Stephan Spencer氏が説明してくれます。
— SEO Japan

原題:How Google Views Your Content: The 10 Most Common SEO Mistakes Content Marketers Make
Speakers:Stephan Spencer(Author of Google Power Search, and co-author of The Art of SEO)

SEOは子どもでもできる
私の娘はブロガーであり、SEOを行っている。14歳で始め、今では$5-30を毎日稼いでいる。

Googleがあなたのコンテンツをどう見ているか
自分が検索エンジンにどうコンテンツを見せているかを考えてみよう。キーワードの量は適切か?クローリングを妨げていないか?自然リンクを構築しているか?ソーシャルシグナルに傾倒していないか?常にフレッシュな状態に保っているか?

気をつけたい10個のミス
1.リンクではなく、”いいね”に注力している。
2.コンテンツを誤った場所に配置している。
3.間違ったオーディエンスをターゲットとしている。
4.パワーユーザーからのヘルプがない。
5.間違ったワードを使用している。
6.サイトが壊れている。
7.システマチックではない。
8.”知”を集めていない。
9.作業に注力している。
10.SEOのうわさに惑わされている。

上記の10個が気をつけていただきたいポイントである。それでは、それぞれの詳細を見てみよう。

1.リンクではなく、”いいね”に注力している
SEOはソーシャルメディアの戦略とは異なる。Googleはソーシャルシグナルをカウントしない。ソーシャルでの拡散は、ブロガーやインフルエンサーへの仲介役。最終的な目的は、あなたのメインサイトへのリンクを獲得していること。

2.コンテンツを誤った場所に配置している
コンテンツからリンクを張るためのファンタスティックなホーム(メインサイト)が必要。YouTubeは2番目の検索エンジンなので動画を置く場所としてはよい。しかし、リンクはno-follow。有名なサードパーティーのサイトへの掲載もよい。例えば、VICTORIA’S SECRET(アメリカの有名な下着ブランド)がBuzzFeedに記事を掲載し、メインサイトへリンクを張っている。自身のブログやサブドメインのサイトに掲載することはよいことだ。

3.間違ったオーディエンスをターゲットとしている。
ソーシャルでよく起きがちなミス。例えば、企業説明の長い動画をYouTubeではなく、Vimeoに投稿してしまうなど。

4.パワーユーザーからのヘルプがない。
Search Engine Landや有名なブロガーに取り上げてもらう。雪だるま式に拡散し、彼らのリーチ力はあなたの比ではない。例えば、Hoemoneyに掲載された記事は、”ビジネスカード”で2位に表示されている。

5.間違ったワードを使用している
“home loan”と”mortgage”(ともに住宅ローンの意)は、オーストラリアでは使用法が異なる。Googleトレンドやキーワードプランナーで確認し、使用されている(検索数がある)かどうかを確認する。

また、競合性の高いワードは避ける。例えば、”赤ちゃん 名前”だと非常に競合性が高いため、”赤ちゃん 名前 意味”などを検討してみる。これに関しては、Soovleがおすすめ。様々な検索エンジンでのオートコンプリートが一覧で見ることができる。

6.サイトが壊れている
サイト移転の際は302ではなく、301を使用する。サイトの廃止の場合も404ではなく、301を使用する。サイトのデザインを刷新する場合は注意すること。HTML、内部リンク構築などの内部要因や重複コンテンツの作成など。

以前は人気のあったサイトが、再デザインの際の不備などのために、アクセスできなくなっている場合がある。mentosintern.comtax rapなど。(検索結果に上位表示されているが、アクセスできない。)

7.システマチックでない
ワークフローは出来る限り自動化させるべき。リンクビルディングに関してはこの記事が参考になる。また、キャンペーンの管理などはpitch boxがオススメ。

8.”知”を集めていない
参考になるデータを集めていない場合もある。競合サイトからも学ぶことが多くある。どこからリンクを獲得しているのか?どんなキーワードがトラフィックを生み出しているのかなど。役に立つツールを幾つか紹介する。

MajesticSEO・・・バックリンクの分析など。
Voot・・・動画SEO(YouTube)で役立つ。
LinkResearchTools・・・リンクビルディングの諸々の作業を自動化。
Searchmetrics・・・エンタープライズSEOに最適。

9.作業に注力している
結果に注力するべきで、行った作業にフォーカスするべきでない。今、自分が行っているSEOの作業をリスト化して、ムダな作業が入っていないかを確認する。例えば、メタディスクリプションの最適化などしていないだろうか?Googleはメタディスクリプション内のキーワードはカウントしていないし、競合サイトから丸見えとなっている。

10.SEOのうわさに惑わされている
うわさは何かの事情で無意識的に作られてしまう。関連性はあるが、因果関係がない場合がほとんど。中には、セールストークとして、長く語られているものもある。基本概念として、SEOは常に実験が必要とされるサイエンスである、ということを忘れないで欲しい。参照記事を下記に載せておく。

36 SEO Myths That Won’t Die But Need To
36 More SEO Myths That Won’t Die But Need To
SEO Myths Reloaded: Clarifications, Consensus And Controversy
(上記、全てSearch Engine Landから参照。)

最後に
あなたのコンテンツマーケティングプログラムにおけるSEOで、明日行うことができることは何か?3つでいいから書き出してみよう。”象を食べるときは、一度に一噛みづつ”だ。(なにか困難なことを行う場合はゆっくりと注意深く行うべき、の意)

SEO担当者からすれば、比較的簡単な内容であったと感じていますが、SEOの担当でない場合は、見落としていた事項が多いかもしれませんね。コンテンツマーケティングとSEOは密接な関係にあるため、お互いの理解を深めることが重要です。そのために、相手がどういったことを知らないか、を学ぶために有意義なセッションであったと思います。
— SEO Japan
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アイオイクス SEO Japan編集部

2002年設立から、20年以上に渡りSEOサービスを展開。支援会社は延べ2,000社を超える。SEO/CRO(コンバージョン最適化)を強みとするWebコンサルティング会社。日本初のSEO情報サイトであるSEO Japanを通じて、日本におけるSEOの普及に大きく貢献。

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