Tコマースとタブレット・ショッピングの未来

先細、タブレット広告の可能性について考えた記事を紹介したばかりですが、そのままの勢いで今回はタブレット上のショッピング・Eコマースの可能性について考察した記事をカリスマ・マーケッター、ミッチ・ジョエルのブログから。– SEO Japan

消費者がどのデバイスを使用するかということは、ブランドとの繋がりを築くために重要なことなのか?

この疑問を別の角度から考えてみよう:タブレットの台頭は、デスクトップやモバイルウェブと比べた時に異なるショッピング体験を生み出すのか?タッチ、スクリーンサイズ、ポータビリティは異なるレイヤーを追加する。現在、その実験はそれほど進化していないが、伝統的な人間の行動と比べた時、タブレットがいかに密接に、過去にカタログ体験のようなものをしたことのある消費者を再現することができ、強化することができることは見て取れる。

新しいチャンスなのか、単なるもう一つのスクリーンなのか?

個人的には、スクリーン体験が多少ユビキタスになる(つまり、ウェブが単なるウェブで、ショッピング体験の反応性がスクリーンサイズとロケーションによってのみ決まる)時(近い将来)が見えるが、それは私たちが今日知っているような世界ではない。タブレット(特に、iPad―独占プレイヤー)はオンラインショッピングを変えていて、実店舗体験も進化することを強いている。ちょうど今週、MediaPostTablets Change Shopping, Media Habits(タブレットがショッピングとメディアの慣習を変える)というタイトルの興味をそそるニュース記事があった。The Role of Connected Devices in the Consumer Sales Journeyという題名のInMobiMobextによる新しい調査では、タブレット市場特有の消費者習慣をいくつか取り上げた。

MediaPostのニュース記事より:

  • タブレットは、2950万人のUSユーザー、つまりアメリカの人口の11%にまで急激に上昇している。
  • アメリカのタブレット所有者の60%以上が、タブレットでメディアコンテンツにアクセスするのに最低でも1日30分を費やし、52%が、以前は“無駄時間”だったものを埋めるためにタブレットを使用している。
  • タブレット購入後、タブレット所有者の29%がPCやノートパソコンを介してインターネットサーフィンをすることを止めたと述べた。タブレット所有者の半数近く、48%の人が、タブレットの魅力的なデザインとアクセシビリティがPCやノートパソコンよりもメディアコンテンツへのアクセスを簡単にしていることに賛成している。
  • ショッピングのことになると、タブレットユーザーの22%が、タブレット購入以来、実店舗での買い物が少なくなったと述べ、半数以上(55%)が、平均して1か月以内にデバイス上で買い物をする。
  • 大部分の所有者にとって、タブレットの使用ピークは午後6時から夜中の間。
  • 購入の検討に関して、タブレット所有者の55%が、まずはタブレット上で製品について学び、53%が製品を積極的に評価し、58%がタブレット上でそれらの商品の購入を最後までやりぬくと答えた。

新しい経験を買う

あなたがテクノロジーを使用し、それが使い易く、繋がり易く、より自然な体験である時、あなたはより快適になる。それが起こる時、あなたは新しい経験を買って試す可能性が高い。それがデバイスとなると、タブレットは、私たちの注意を引き付ける新しく光り輝く物体だ。もうすぐ発売されるタブレット、Surfaceでは、Microsoftのハードウェア製造における突然の返り咲きを見ることになる。Googleも、先週行われたGoogle I/O 2012デベロッパーカンファアレンスで、Nexus 7というタブレットを発表した。私は、AppleのiPadが持つ市場占有率に押し入ろうというMicrosoftとGoogleの試みにはあまり確信を持っていない。なぜなら、SurfaceもNexus 7もWiFiのみでのデビューだからだ。タブレットの成功と成長のカギは、本質的にモバイルのコネクティビティと結びついている。タッチ、スピード、スレンダーなサイズ、使い易さと共に、常に繋がっていること/常にONであることが、デスクトップコンピュータとラップトップと比べた時に、その成功のカギとなる要素なのだ。

これが意味すること…

タブレットが進化し、もっと面白くなると、商業は、―私たちがこれまで見てきたように―状況に合わせて変化する。虫眼鏡アイコンをクリックすると拡大する画像が1つか2つ入ったシンプルなWebページは、企業のMySpaceページと同じ運命をたどることになるだろう。タブレット上のタッチやツイストやマルチジェスチャーが、オンラインショッピング体験を高め、実際に全てのものに触れたり、感じたり、匂いを嗅いだりすることができる実店舗での体験に近づける。ただそれがガラスの向こう側であるというだけだ。

あなたは、タブレットの台頭やそれがデジタルブランド体験に与える変化を受け入れる準備ができているだろうか?


筆者について:ミッチ・ジョエルは数々の受賞歴を誇るカナダ発のデジタルマーケティング/コミュニケーションエージェンシー、Twist Imageの代表です。2008年にはカナダで最もソーシャルメディア上で影響力のある人物、そして40歳以下で最も有名な40人の一人、さらに世界で最も影響力のあるオンラインマーケッター100人の一人に選ばれました。著書である「Six Pixels of Separation」(Grand Central Publishing – Hachette Book Group)は、ビジネス/マーケティング書として英語圏で大ベストセラーになっています。ミッチのブログはこちらから。


この記事は、Six Pixels of Separationに掲載された「T-Commerce And The Rise Of Tablet Shopping」を翻訳した内容です。

前回の記事でタブレットユーザーの利用動向調査が必要との旨書きましたが、早速というか既に色々と興味深いリサーチ結果があるようですね。一読しただけでも、なんとなくイメージしていても数字で見ると驚きのあるデータも多くありました(例:タブレット購入後、PCやスマホでのネットサーフィンを辞めた人が30%)。だからといって、PCと同じサイトをサイズを変えて提供すればいいというわけではないのでしょうし、タブレットに適したコマースサイトの形というのも存在し、求められていくのでしょうね。

個人的には記事の最後にあった「タブレット特有の「タッチ」体験が、タブレットコマースをよりリアルのショッピング体験に近づける」という一文が、特にピンときました。人ならではの感覚による違いや影響、、、単なる技術や調査では計り知れないながらタブレットコマースにおいては特に重要視されるべき要素かも?と感じます。よりリアルに近いショッピング体験、、、かつて無数に存在したバーチャルショッピングのほぼ全ては失敗したと思いますがタブレットにその場を変えて、より最適化された形で新しいタブレットならではのコマース体験が今後生まれてくるのかもしれません。 — SEO Japan [G+]

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