Googleが推奨するソーシャルSEOスパム

久々にSEO Bookのアーロン・ウォールが語るソーシャル/Google/SEO論。いつもながら長くて難解ですので興味ある方のみどうぞ。結論があるというよりはツイッター広告からBingのFacebook統合、電子書籍にGoogle+1ボタンまで様々な話題について語り散らかします。とはいえ読んだ時間分以上の報酬はあると思える内容です。 — SEO Japan

ソーシャルサイトがSEOとは無関係だったら、私は何の問題もなく時間の無駄として切り捨てるだろう。しかし、残念ながら、ソーシャルネットワークにはシグナルが存在すると検索エンジンは確信しているようだ(プロモーションによって簡単に操作されてしまうにも関わらず)。

あまり忙しくない身なら、私の主張の正しさを証明するプロモーションを運営したいところだが、既に大量のeメールをさばくので精いっぱいである。

ビング + フェイスブック

ビングは、TV 広告、検索等、様々な場所でフェイスブックの統合を推し進めている。

「オープン」文化の革命

RSSを骨抜きにし、承認を難しくした(“オープン”なプラットフォームに鍵をかけるため)直後、ツイッターは、ストリーム内の広告をテストすると発表したが、これは自動eメールスパムを送信するツールと化してしまった。

最低だ。

このeメールはどれほどの価値があるのだろうか?アレックスに特に言いたいのだが、500ドルを費やす価値は“全くない”のではないだろうか。

Fantomaster(ファントマスター)の素晴らしさは認めるが、私なら、数十、または数百のツイートよりも、ブログの投稿を1本読む。9,000人がメッセージを見ていることが分かれば喜びたくなるかもしれないが、1本のブログの投稿の方がより多くのページビューを稼ぎ出すことが出来るだろう(そして、遥かにコンテクストおよび意味は深い)。

ソーシャルメディアの価値を試す方法

大きな数字を手っ取り早くちょっとした収益に変える方法を知りたいだろうか?最低1ドルで全てに料金を課してみれば、ソーシャルメディアが大半においてはガラクタでしかないことがすぐに分かるだろう。代わりに5ドルを贈呈するか、料金を払って重要度を直接操作するストリーム内広告を利用してみよう – ソーシャルメディアがシグナルとして価値がないことを再び思い知らされるだろう…誰でも簡単に買うことが出来てしまうのだ。

科学者(気乗りしなくても真実を追求するタイプの人達)でさえ、オンラインの評判を操作するために資金を投じるかどうかを検討している:

オンラインの評判は大半の研究者にとって重要であり、調査の参加者の約10%がインターネットで自分もしくは自分の作品が誤った評価を受けていると主張している。ウェブは抜群の記憶力を誇り、噂、嘘、そして、ネガティブな情報は、コントロールするこが出来ずに後世にまで広がってしまう可能性がある。

実行のアドバイス

多くの企業にとって、ソーシャルメディアの取り組みは、血のにじみ出るような努力が必要とされる。時間と資金と希望が見返りのないまま吸い取られていく。

とは言ったものの、無視するのは現時点では賢い判断とは言えない。そこで、ソーシャルシグナルを自動的に増やす自動のシステムを設定してみることを私は勧める。オンサイトの統合でもいいし、広告を少し加えることになるかもしれない。それ以外は、自分の希望に応じて参加すればいい。また、宣伝好き/PRが得意なら、ジェイソン・カラカニス氏のような人達がこの経路を利用する仕組みに注目するべきである。

実際に意味のあるスタッツを使って計測することを次に勧める。収益と利益は重要である。リツイートの数を記録するために費やす時間は、より多くのコンテンツを作成するために、もしくは別の方法で業績を改善するために使う方が望ましい。うまくいっているなら、それは幻覚であり、うまくいっていないなら、お山の大将になるのではなく、もっと時間を有効に使いたいところだ。

SEO ラウンドテーブルの実装に刺激を受け、SEO Bookもサイトの左側にソーシャルボタンを追加した。これは最善の統合の一つに数えられるだろう。なぜなら、それが何なのか分からない読者の邪魔にならず、また、無視することも出来る一方で、この類のボタンに興味を持っている人のために同じスポットに留まるメリットがあるからだ。

ウェブを魅力的にするのは何か(小さな会社にとって)

ウェブを魅力的にするのは、すぐに(そして安価に)失敗することが出来る力と深く焦点を絞ることが出来る力の二つである。ソーシャルメディアが運営コストを上げ(これも解決しなければならない難題)、ウェブサイトに注がれていた貴重な注目を奪うようなことにでもなれば、泣きっ面に蜂である。

特殊な成功例がないわけはないが、(位置を維持しているラグジュアリーブランド等)、新しい & 小規模なプレイヤーの成功例はほとんど聞いたことがない(成功している場合でも利用規約を違反した状態のことが多い).

グーグル、検索を使ってソーシャルジャンクを推進

グーグルは、検索をソーシャル化させるため、検索結果内に原作者のマークアップ & 原作者のハイライトを導入し、識別をごり押ししている。

作者が自分の信頼度を次回の作品にもたらすことが出来るかどうかは現段階では分からないが、出来るならメディアのエコシステムが潤滑化され、従来型のパブリッシャーからある程度の権力が削がれるだろう。あるパブリッシャーは、本のコンテンツをオンラインにHTMLページとして載せると示唆している…この取り組みを行うなら、作者はワードプレスをインストールし、価値の連鎖を自分だけのものにすればいいのではないだろうか(J.K. ローリング氏がつい先日行ったように)?

グーグルは独自のソーシャルプロジェクト「グーグル+」を立ち上げ & +1の票はオーガニックなCTRを高める効果がある(しかし、このトレンドを“分析”で強調する行為は、“票”を投じた人が、サイトを繰り返し訪問する自分のファンであるために高いCTRが期待される点を考慮すると、“数字でごまかす”行為と大差はない…グーグルからの検索トラフィックの量が「seo」よりも「seo book」の方が多いのはまさにこのためだ)。

グーグルはアドワーズの広告主に対してeメールを送り、ページを+1でマークアップすることを勧め、また、アドセンスのインタフェースの内部でも+1の統合に関するアドバイスを提供している:

アドワーズのヘルプファイルはハッキリと+1は検索の関連性のシグナルであると明言している:

+1は(ソースが何であれ — オーガニックな検索、広告、またはパブリッシャーのサイトの+1ボタン)、オーガニックな検索のランキングに影響を与えるシグナルですが、広告および広告のランキングの品質スコアを変えるものではありません。

あらゆるブランド関連のシグナルに共通することだが、過去数年間を見れば分かるように、+1は大きなブランドに有利に働くだろう。

影響 & 効果は明らかであり、グーグルのヘルプのドキュメントは以下の質問を投げかけている: “+1ボタンによって、小さな会社は大企業と競争するのが難しくなりますか?

この質問へ答えは、「No」だがこの質問をすること自体が愚かな二枚舌と言わざるを得ない。

地元の配管工が“一部のプロジェクトが失敗した理由”に関する「刺激的なバイラルコンテンツ」を投稿していると言ったら、その人物を信頼するだろうか?+1のシグナルを全従業員、そして、米国または海外の一部の顧客から集めることが可能なRoto-Rooterやその他のチェーン系列の企業によって、ウェブから蹴落とされたくないなら、配管工もマーケティングのエキスパートにならなければならない

グーグルは、検索をお金持ちに有利になるように動かしている点を心得ている。ディスプレイ広告にも堂々と誇示しているほどだ!

グーグルは、顔認識は邪悪だと主張した。フェイスブックの評判を落とすためだ。しかし、グーグルのメッセージに以前から注目していたなら、都合が良いときは、最前の主張とは全く反対の主張を行っていることに気づくだろう:

グーグル自身が説明している。デバイスのメーカーのパートナーにスカイフックのソフトウェアの配送を許可しないのは、グーグルの言葉を借りると、ただ単にエコシステム全体にダメージを発生させないための不可欠の対策のようだ(グーグルは「損害」と言う言葉を使っているが、これはダメージのラテン語の英国風の言い方である)。

しかし、グーグルはグーグル自身がアンドロイドを管理するような方法でオラクルにJavaを管理させたくはないようである。

グーグルは「ソーシャルメディア」は重要だと言っている。怒涛の勢いで行われる製品の告知 & ボーナスの構造を見てもらいたい。

私はこのアプローチ(そしてメッセージ)は嫌いだが、受け入れるしかない ;)


この記事は、SEO Bookに掲載された「Social Spam Required by Bing & Google」を翻訳した内容です。

最初にも書きましたが、いつもながら結論があるわけじゃないのですが、ダラダラ読んで少しばかり自分の価値観を拡げるには良かったのではないでしょうか。実はこの記事で一番驚いたのはリンク先にあったJ.K. ローリングがハリー・ポッターのデジタルの権利を個人で管理している事実ですが。。。日本語版の扱いはどうなるのでしょうね。しかしGoogleの+1はどこまで普及するのか、1年後にどうなっているのか気になります。しかし「ソーシャルジャンク」とは言い得て妙なフレーズでした。 — SEO Japan

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