オリンピック選手に学ぶソーシャルメディアの7つの教訓

公開日:2012/08/23

最終更新日:2024/02/18

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ロンドンオリンピックも無事に閉幕、いつも以上に大活躍な日本の選手団でしたね。さて今回は、オリンピックの興奮も冷めやらぬ中、過去に遡ってオリンピック選手の名言にソーシャルメディアについて学んでみよう、というユニークな試みの記事を紹介します。元記事は、今回から新登場、「Actionable Marketing(アクショナブルマーケティング)」を提唱し、エコノミストやウォールストリートジャーナルにも記事を寄稿してきた人気女性ライター、ハイディ・コーエンのブログから。 — SEO Japan


紀元前776年に遡り、オリンピックは、アスリートが競い合い、長年の努力と練習によって獲得した自分の力と技術を見せるためのフォーラムを提供してきた。

この国際的な競争は、ソーシャルメディアのための教訓を多く有する。2012年ロンドンオリンピックが終わった今、これらのソーシャルメディアの教訓について考えてみることにした。

現代のオリンピック選手に学ぶ7つのソーシャルメディアの教訓

  1. “オリンピックを開催することは、歴史を呼び起こすことを意味する。” -Pierre de Coubertin – 現代オリンピックの創始者 オリンピックが個人に国際的なフォーラムの中で他者と戦う能力を与えるように、ソーシャルメディアは様々なバックグラウンドを持つ人々がリアルタイムもしくは経過した時間の中でやり取りすることを可能にする。ソーシャルメディアには、インターネットの一部として、あなたが伝えるものは何でも永遠に残るという意味合いもある。これは、ブログや写真や動画のようなソーシャルメディアのコンテンツ形式に特にあてはまる。
  2. “世界中のアスリートを知ることは、オリンピック体験の大きな一部である。” –Mary Lou Retton アメリカ体操選手 世界クラスの競技会のように、ソーシャルメディアは参加者が異なる視点を持つ人々と出会って関与することを可能にする。ソーシャルメディアは、恩送りをしたり自分よりもコミュニティを優先させることによってみんなが参加することが出来てお互いに関わり合うことができる巨大なコミュニケーションのオリンピックのようなものだ。
  3. “オリンピックで最も重要なことは、勝つことではなく参加することだ;人生に不可欠なことは、征服することではなく、善戦することだ。” -Pierre de Coubertin – 現代オリンピックの創始者 ソーシャルメディアは、見るスポーツではない。それは、アクティブな参加を要求する。オリンピックとは違って勝者も敗者もいないが、会社のべニア板の背後から抜け出して見込み客と顧客と一般大衆とやりとりするチャンスを提供する。多くの企業はPR大論争やその他のソーシャルメディアの災難の可能性を恐れているが、それは参加しようとしまいと起きることだということに彼らは気が付いていない。あなたが助けを必要とする時に誰かが助けてくれるように、アクティブになって支持者を築く方が良い。
  4. “まず最初に自分のスポーツを愛すること。決して他の誰かを満足させるためにそれをしないこと。それはあなたのものでなければならない。” –Peggy Fleming (アメリカのフィギュアスケーター、1968年冬季オリンピック) Flemingのコメントは参加者がソーシャルメディア上でどのように行動すべきかを表している。ソーシャルメディアは、自分自身に忠実であることが大切だ。それは、スパイダーマンが学んだ教訓に似ている。そのためには、開示性と透明性が必要とされる。それは、人々や組織が信頼を築くことを可能にする。
  5. “誰かが私にあなたは何もできないと言う時、私はもう言葉が耳に入らない。” –Florence Griffith Joyner – 1988年夏季オリンピックのアメリカ人アスリート Joynerの言葉は、誰かが“ノー”と言う時に私たちの多くが経験するシーンを表している。ソーシャルメディアの力は、関係のない人々が一緒になって会ったことのないかもしれない人を助けることができることだ。オリンピック選手が家族やコーチからのサポートが必要なのと同じように、私たちの多くは時に助けの手を利用することができる。ソーシャルメディアプラットフォームでは、生徒に悩まされている学校の監視員にしろ乳がんを患った友人にしろ、これが何度となく起きている。人々は、彼らの心に手を伸ばし、彼らの手を取って助ける。孤独を感じたり、他に選択肢がないと思う人はいないはずだ。
  6. “たぶん私はトラック上で傷ついているという印象を与えていないだろう。でも、それは私が自分の苦しみを隠す内なる力によって駆り立てられているからなのだ。” -Noureddine Morceli – 1996夏季オリンピック アルジェリアの選手 オリンピック選手であるには、毎日の練習と努力が必要だ。それは、100%以上のものを要求する。同様に、それは、あなたができる限り最高の人間であることを要求する。ソーシャルメディアも同じだ。あなたはネットワークに飛び乗ってロムることは出来るが、アクティブなコミュニティの一員であるためには定期的なエンゲージメントが必要とされる。
  7. “もしあなたが夢を見たり、自分が夢を見ることを許すなら、あなたは何でもできる。そして、それこそがこのオリンピックメダルが表していることなのだ。” –Clara Hughes カナダ人サイクリスト、スケーター –ソーシャルメディアは、参加者がなりたいものになることを可能にする。むしろあなたは自分の言動を透明化すべきだ。できるかぎり最高の人間であろうとすべきだし、他の人が目標を達成するのを手助けすべきだ。ソーシャルメディアはあなたが全てではない。それは、コミュニティと大義が全てなのだ。

オリンピックで戦うには、生涯にわたる大変な努力と練習が要求される。アスリートたちは、全精神とソーシャルを自分の取り組みに注ぐ必要がある。同じことがソーシャルメディアにも言える。順調に物事を進めるためには定期的な継続したエンゲージメントと参加を要求するのだ。

過去のオリンピック選手から学べるソーシャルメディアに関する教訓は他にあるだろうか?


この記事は、Heidi Cohenに掲載された「7 Social Media Lessons From Olympians [Quotes]」を翻訳した内容です。

強引といえば強引にも読めますが、ソーシャルメディアとスポーツ、どちらも「継続した取り組みが要求される」ことは同じですし、オリンピックの場合は、見る側も選手にも「エンゲージメント」が発生する一大イベントですし、よりソーシャルメディアに近い部分があるといってもいいかもしれません。ソーシャルメディアとの関連性関わらず、オリンピックで活躍するレベルのアスリートがいうことはどれも心に響くと改めて思った記事でした。 — SEO Japan [G+]

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アイオイクス SEO Japan編集部

2002年設立から、20年以上に渡りSEOサービスを展開。支援会社は延べ2,000社を超える。SEO/CRO(コンバージョン最適化)を強みとするWebコンサルティング会社。日本初のSEO情報サイトであるSEO Japanを通じて、日本におけるSEOの普及に大きく貢献。

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