ソーシャルコマースの19の定義

ソーシャルメディアの普及と共に注目はされているものの、バズワード扱いを超えられていない「ソーシャルコマース」。とはいえ、海外を中心にソーシャルコマース領域のビジネスや支援企業も増え続けており成功事例が出ているのもまた事実。今回はそんなソーシャルコマースを業界の賢人が定義した例を19紹介します。あなたのコマース「ソーシャル化」のヒントになるかも? — SEO Japan

ソーシャルコマースの19の定義

ソーシャルコマースは、ソーシャルメディアとショッピングの交わりの進化と成熟である。オンラインでの購入、特にソーシャルメディアが供給し作成したコンテンツをリサーチしている消費者の数がかつてないほどに増えているため、マーケッターが購入プロセスを支援するために顧客を追跡調査しているのは当然のことだ。

ショッピングはその特性により常にソーシャルな活動ではあったものの、積極的に関与するソーシャルメディアプラットフォームとスマートフォンを所有している買い物客の組み合わせが、このプロセスを合理化し促進してきた。

あなたがソーシャルコマースをより理解するのを助け、それがあなたのビジネスに影響を与えるために、ここでは様々なソーシャルメディアやeコマースの専門家による19の定義を紹介する。

  1. ソーシャルコマースは、製品およびサービスのオンライン購入と販売を支援するため、社会的交流とユーザー貢献をサポートするオンラインメディアとソーシャルメディアの使用を取り込んだ電子コマースの一部である。もっと平たく言うと、ソーシャルコマースとは、eコマース取引という状況におけるソーシャルネットワークの使用である。ソーシャルコマースという言葉は、共有されたピックリスト、ユーザー評価、そしてオンライン製品の情報やアドバイスを共有するその他のユーザー生成コンテンツのようなオンラインで共同作成する一連のショッピングツールを説明するために、2005年11月にYahoo!によって提唱された。Wikipedia
  2. ソーシャルコマースは、同じ興味、情熱、ニーズを持った消費者が、それらの興味、情熱、ニーズを満たす製品やサービスに関する会話に共同で参加する行動のこと。通常、それらの会話は、製品やサービスをもっと多くの仲間に勧めたり、最終的にそれらの製品やサービスを購入するなど、いくつかの種類の行動にスムーズに移行する。“内情に通じている”とされている人達、つまりインフルエンサーは、この集団の行動の方向に大きな影響を与えることができる。最初の消費者グループは、フォーラムによってはお互いに知っているかもしれないし、知らないかもしれないが(Facebookなのか、Yelpなのか、誰かの家でのパーティなのかによって異なる)、彼らを結びつけるのは、共有された興味なのだ。Julie Barile – Fairway Market
  3. ソーシャルコマースは、ソーシャルメディアとeコマースの結婚であり、消費者があなたのブランドの購入ファネルに燃料をくべるオンラインショッピングの次の進化である。去年のソーシャルメディアの爆発と共に、私たちは、製品やサービスの購入の意思と実際の購入がいかにソーシャルリファラルによって(それが友人のように自分が知っている人であるにしろ、全く知らない人であるにしろ)影響を受けているかについて目にしている。全く知らない人のレビューをもとにAmazonで買い物をしたことが何回あるか考えてみるのだ。私たちがオンラインで購入する製品とサービスの発見と消費の両方は、中心ではソーシャルメディアによって支えられている。次の段階は、いつでもどこでも購入するために実際のコンバージョンへの実際のソーシャルリファラルを追跡することだ。消費者に手を伸ばし続けるための取り組みの中で、リテイラーは買い物体験を強化するためにソーシャルメディアに頼ってきた。中には、消費者に便利さと関連する買い物体験を提供するためにFacebook内にeコマースをローンチしたリテイラーもある。Andrew Beranbom – Extole
  4. ソーシャルコマースは、かなり広範囲にも狭くも定義されることができる。幅広い意味では、ソーシャルコマースは、マーケッターが、製品検討や購入の意図や取引そのものや取引後のアドボカシーとリテンションにまで及ぶ消費者の買い物行動に影響を与えるためにいかにソーシャルメディアを活用するかである。狭い定義においては、ソーシャルコマースは、マーケッターのデジタルプレゼンスもしくは他のソーシャルメディア資産を介して商取引を増やすという目的を持ってソーシャルメディアを活用することだ。マーケッターの目的と興味によって、ソーシャルコマース周辺の議論と戦略は広くも狭くもなり、ソーシャルコマースが前者を示すため、ソーシャルショッピングが後者を示すために使われるようになる可能性が十分にある。David Berkowitz – 360i
  5. ソーシャルコマースは、物を買いたい人々の間の交流を容易にするテクノロジーだ。ある意味でオンラインの“ソーシャルコマース”は、オフラインの“ソーシャルコマース”と何ら違いはない…ショッピングセンターがeコマースを生き延びてきた理由は、彼らが単に物を買うための場所であることをはるかに超越した重要なソーシャル機能を果たしているからだ。ショッピングセンターに行くことは、物を買うことが全てではない。交流を容易にし、エンターテイメントと逃げ道を提供する場所に他の人々と集まることも重要なのだ。つまり、集団“リテール・セラピー”である。

    ソーシャルコマースをオンラインで異なるものにしているのは、その潜在的なスケール、リーチ、共有/繋がりの簡単さである。自分の友達100人と実際のショッピングセンターに集まることは難しい…しかし、オンラインで集まることは難しくない。あなたがそれを非同期的に自宅にいながらにしてできる場合は特に。“ソーシャルコマース”は、表向きは物を買うことだが、それは社会的交流とエンターテイメントのニーズも満たしている。Sean Carton – idfive

  6. ソーシャルコマースは、買い物の前、最中、後に買い物客に接触する買い物指向のソーシャルメディアマーケティングである。それは、集団購入、ソーシャルショッピング、モバイルアプリ、ソーシャル機能を追加するリテイラー、ソーシャルメディアに統合されたショッピングなど、幅広い数々の選択肢を網羅する。

    1. 製品がどのように市場に出されるかを変える。
    2. ブランド認知をコスト効率よく築く。
    3. ターゲットオーディエンスを拡大する。
    4. 製品の発見/認知を強化する。
    5. ソーシャルメディアコンテンツを作成する。
    6. 仲間のレコメンデーションを可能にする。
    7. 自分と趣味の合う人との関係を拡大する。
    8. 集団購入の機会を提供する。
    9. ソーシャルメディアプラットフォーム上でのソーシャルショッピングの機会を広げる。
    10. モバイルの使用を介して、実店舗の店とソーシャルの結びつきを繋げる。

    Heidi Cohen – Riverside Marketing Strategies

  7. ソーシャルコマースは、ソーシャル・レコメンデ―ションを介して生まれたコマースである。ソーシャルネットワークに展開された従来のB2Cマーケティング広告は、ソーシャルコマースとは見なされない。ソーシャルとは、友人と繋がることが全てだ。リテイラーは、どのようにして既存顧客を自分が買った製品を友人に共有したりお薦めしたりするブランド大使に転換させることができるのか考える必要がある。それがソーシャルコマースを解き放つカギだ。Rob DanielsonShop Socially
  8. ソーシャルコマース戦略は、最高レベルでは、製品の直接販売を促進するためにデジタルでオーディエンスを繋ぐことを目指す。Sam Decker – Mass Relevance
  9. ソーシャルコマースは、私たちのオンラインショッピングに対する考え方を変えた現象である。従来オンラインショッピングは個人的でプライベートであるのに対し、ソーシャルコマースは共有することを奨励する。クーポンサイトでの買い物を見てみよう。クーポンサイトに関しては、時間制限があるために緊迫感が存在するが、それぞれの購入に大きなディスカウントも存在する。これらの制限とディスカウントに加えて、消費者は、クーポンを共有すると紹介クレジットのようなインセンティブを受け取るという報酬が与えられることが多い。消費者がこれらのクーポンを共有したい気持ちになるのは、それが彼らをエキスパートやパイオニアや価値のあるオンラインコネクションのように見られることを可能にするからでもある。そうは言っても、ソーシャルコマースは、つまり、ソーシャルなのだ。Jere Doyle – Prospectiv
  10. ソーシャルコマースは、直感では、消費者が製品やサービスを直接(もしくは2~5クリックのほんの少しの労力で)ソーシャルコミュニティ内のやり取りから購入する能力である。それはいくつかのモバイル属性も持つことができるため、マーケッターはモバイルデバイスが今ソーシャルコマースに対して持っている影響力も十分に把握すべきだ。今は、Facebookのようなコミュニティを去らずに飛行機のチケットやホテルの部屋を予約できるなど、自分のソーシャルコミュニティプロフィールから直接ソーシャルコマースを実施している企業も存在する。これもまた、もう1つのソーシャルコマースの例だ。Liana EvansSocial Media Marketing: Strategies for Engaging in Facebook, Twitter & Other Social Mediaの著者
  11. ソーシャルコマースは、ブランドの評判(いわゆる、長所や名声)とマーケティングコミュニケーション(いわゆる、認知度)を後押しすることに仕えるソーシャルメディアとは対照的に、顧客獲得と売り上げ(トラフィック、コンバージョン、average order)を増やすことに仕えて、ソーシャルウェブ上の様々な消費者の会話を利用している。Cathy Halligan – Power Reviews
  12. ソーシャルコマースは、ソーシャルメディア統合によってより簡単/より便利になったオンラインショッピングである。Facebookプラットフォームによって可能になったFコマースは、ソーシャルコマースの最も大規模な例だ。Dave KerpenLikeable MediaLikeable Social Mediaの著者
  13. ソーシャルコマースは、顧客がオンラインで協力し合って、信頼のおける人からのアドバイスを受け、ギフトやサービスを見つけて、それらを購入することができる場所を作ることだ。その保守的な民衆に根差した小売マーケティングが、今はオンラインになり急激に大きな規模になっている。Jon Mandell – 1-800 Flowers
  14. ソーシャルコマースは、他の人とのコネクションや人間関係を活用する現実の世界におけるあらゆるソーシャルな行動であり、ソーシャルショッピングはその文脈の中で購入決定をすることである。これは、実際に一緒に閲覧をすることから、個人的なお勧めに反応したり、単に選択をするためにソーシャルメディアから情報を選び取ることまで全てに当てはまる。ソーシャルコマースは、買い物体験をより個人的で個々に適したものにするためにそれらのコミュニティの絆を有効に使う能力である。Maryssa Miller – Create The Group
  15. 単純化した用語およびソーシャルという言葉の定義におけるソーシャルコマースは、これが人と共になされる、その商取引がソーシャルメディアプラットフォーム内で完了されるべきであるという理解と共になされる活動であるということを示す。

    どんなソーシャルコマースの店でも、そのプラットフォーム上にシェア、ライク、ツイート、コメント、レビュー、購入の機能を持っていなければならない。つまるところ、人々に話してもらい、共有してもらい、購入してもらうことが重要だからだ。Joelle Musante – Payvment

  16. ソーシャルコマースは、Socialnomics / ソーシャルノミクスの取引の一部だ。ソーシャルノミクスは、ソーシャルメディアを介して生み出され共有される価値、および、結果(経済、政治、関係など)に対するその効果的な影響として定義される。簡単に言うと、デジタルステロイドの口コミだ! Erik QualmanSocialnomicsの著者
  17. ソーシャルコマースは、ソーシャルコミュニティが私たちの生活に対して大きな影響力を持つようになり、オンライン購入がより便利になるにつれて、自然と徐々に進化してきた。それは、まさに今本格化している次の段階、コラボレーティブなコマースである。オフラインの集団購入は一般的なことだが、それがついにオンラインでも勢いを増しているのだ。Justin Stanislaw – Giftiki
  18. ソーシャルコマースは、購買が発生する過程における、購買を促進するソーシャルな行為である。そのカテゴリーを定義する言葉ではあるが、単なる意味論にすぎなくもある。 Leila Thabet – We Are Social
  19. ソーシャルコマースは、自分の製品またはサービスの“マーチャンダイジング”における積極的な役割を果たしてもらうためにターゲットオーディエンスを招待することをいう。
    この参加は、フィードバックやレビューの形だったり、強化コンテンツ(アップロードされたユーザーの写真)、集団購入の誘因(Grouponなど)、口コミ宣伝(例えば、Facebookの共有またはlikeボタンを介して)、特定の製品やサービスに関するグループディスカッション(フォーラム、ツイートチャットなど)がある。ソーシャルコマースの恩恵には、より高い透明性、購入決定に対するコミュニティ“サポート”(もしみんながそれを好きなら、私もそうであるはずだ…もしくはその逆)、特定の商店に対する高い信頼の度合いが含まれると私は考える。Larry Wasserman, Senior Ecommerce Executive

あなたがソーシャルコマースをどう定義するかにかかわらず、それがあなたのオンラインおよびオフラインの買い物関係のマーチャンダイジングに影響を与え続けることは間違いない。ソーシャルコマースの基本的な構造は存在するが、それは、消費者がそれを使用することに順応し、ソーシャルメディアがもっとビジネスに統合されるようになるにつれて進化し続けるだろう。

あなたはソーシャルコマースをどのように定義するだろうか?ここで紹介した19の定義にあなたは賛成もしくは反対だろうか?あなたの意見を下のコメント欄に追加してほしい。


この記事は、Heidi Cohenに掲載された「What Is Social Commerce?」を翻訳した内容です。

定義文でどうしても文体が固くなってしまうのと誤訳を避けるためにも限りなく直訳調になっていますので気になる方は是非原文にて。。。とはいえ、大体のニュアンスは伝わるのではないか、と期待しているのですが。人によって微妙な差や、対象の違いはあれ、基本、同じようなことをいっていますよね。

ソーシャルメディアの普及が従来のショッピング行動に大きな影響を与えているのは疑いもない事実。それをどうビジネスに活用できるかというのは、事業者やマーケッターの課題でもありますし、定義にこだわりすぎる必要はないと思いますが、ここに書かれた定義を見ながら何ができるかを考えてみるのもよいのではないでしょうか。 — SEO Japan [G+]

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