SMX Advanced Seattle 2010 : SEOに適したサイト構造とは?

2日目午後の最初のセッションは原題「Build IT Better : Site Architecture for the Advanced SEO」。SEOに適したサイト構造についての話。上級者向けということですが、その内容はいかに。モデレーターはサーチエンジンランドのバネッサ・フォックス、スピーカーはAudetteMediaのアダム・オーデット、Googleのマイリー・オーエ、R2integratedのロリー・ウヨア、サーチディスカバリーのSEO技術責任者のブライアン・ウセリー。

まずはプレゼンタイム。

SEOとサイト構造

初めはGoogleのマイリー・オーエから。最近イベントで良く話すウェブマスターツールズの担当の人ですね。

SEOの基本:
・URL構造
・レスポンスコード
・スタンダード・エンコーディング

高度な要素:
・スピード
・ロングテールコンテンツ
・重複コンテンツ
・マイクロフォーマット
・ビデオサイトマップ

【SEOの基本】

■URL構造
www.googlestore.com
158の製品しかないのに、GoogleBotは38万URLを認識している。価格や色の設定でURLのバリエーションが無限にあるせい。

検索エンジンはURLの大文字と小文字は別の文字として認識する。

例えばamazon.comはamazon.com/itunesとタイピングしたユーザーをamazon.com/iTunesに転送している。この場合はrobots.txtでitunesのクローリングを排除すべき。

■レスポンスコード
300、400など。500はインデックスされないがURLは残る。サイト更新の際などに利用。

■スタンダード・エンコーディング
複雑なURLの場合、ウェブマスターツールズのパラメーター管理ツールでクロールされるべきパラメーターを登録して管理すべき。

■インデックシングの優先度
・更新された情報があるページ
・重要な情報があると思われる新しいページ

■Googlebotの訪問を増やすには?
・インデックシングのシグナルを増やす
・・更新頻度
・・サイトへのリンク数
・レスポンスコードを正しく

【高度な要素】

■スピード
ショップジラ(商品メタ検索エンジン)はスピードを上げただけでコンバージョンが7-12%上がった。

■ロングテールコンテンツ
・ユニークなコンテンツ、価値があるユーザー生成コンテンツを作るべき。
・更新を常にするべき。
・内部リンクを与えるべき。
・外部リンクを受けるべき。

■重複コンテンツ
・ウェブマスターツールのHTMLサジェスションで確認する。
・”site:”検索で確認する。
・canonicalタグを活用する。

■マイクロフォーマット
・リッチスニペット対応をする。
・レビューやレシピ、人やイベントの情報を入れられる。

■ビデオサイトマップ
・今後Google TVのリリースと共に強化したい。
・ビデオ検索、ユニバーサル検索を改善したい。
・多数のファイルタイプをカバーする。

多数の話題を駆け足で話してくれたので全部メモできませんでしたが、基本的な内容を幅広く話してくれた、という印象ですかね。上級者向けとはいえませんが、基本の再確認はできました。

SEOはユーザー体験の改善

次はAudetteMediaのアダム・オーデット。

SEOはユーザー体験を改善すること

1. とにかくベストなユーザー体験を提供する。

2. それを最大限SEOに活用する。

順番を間違えない。

サイトの情報構造はSEOを保管する

■サイト構造の課題

カテゴリゼーション
Amazonはページ毎に様々な種類のカテゴリゼーションを施した他のページへのリンクを張っている。例えばトップページは主要カテゴリへのリンクだが、商品ページでは人気や価格、作者別等のカテゴリページを張っている。ナビゲーションは全ページが固定されている必要はない。

内部リンク
効果的に利用すべき。

コンテンツ
かつてない程重要になっている。オリジナルコンテンツが重要。キーワードを意識して作成するべき。

ナビゲーション
Zapposのナビゲーションはスゴイ。ユーザーが直感的に様々な検索ができる仕組みになっている。

ただしやりすぎると検索ロボットがクローリングを正確にできない可能性もある。

シンプルなURLを用意して、ナビゲーションもシンプルにする。検索ロボットにはそのページをクロールさせる。

カノニカルタグも活用できる。価格別や色別ページはカノニカルタグでクロールさせないようにする。

ページネーションがある商品一覧ページの場合は、全商品を表示したページのみクローリング対象にして残りのページはカノニカルで排除する。

robots.txtを使った不必要なパラメータがついたURLはクローリングさせない処理をすることもできる。

情報構造とSEOを組み合わせると効果的。

確かにユーザーに使いやすいナビゲーション構造と検索エンジンを意識したSEOはもっと今後考えられていって良い分野ですね。色々実験してみたいと感じました。

画像検索のSEO

次はサーチディスカバリーのSEO技術責任者のブライアン・ウセリー。画像検索について。

例えば「how to tie a tie」(ネクタイの結び方)で検索する。ネクタイの結び方の画像が出てくる。画像自体が検索の答えになりうる。

ユニバーサル検索の進化でウェブ検索に画像や映像が多くの場合、連動して表示されるようになった。

ユーザーのアイトラッキングテストをすると、ウェブ検索の結果の途中にある画像がかなりクリックされる。逆に言うと1ページ目でも画像の下の表示されているなら極端にクリック率が下がる可能性がある。

Googleの画像検索からユーザーが来訪した場合のランディングページも注意したい。

画像検索エンジンのアルゴリズム要素は下記:

・色、顔認識、テキスチャー、レイアウト
・ファイルネーム、ALT属性
・ページのヘッダー、テキスト、キャプション
・画像のピクセル、解像度、サイズ
など。

どんな画像でもFLASHに入れてしまうとクロールされない可能性が高い。

画像ファイルにできるだけ多くのメタ情報を入れる。EXIFやGeo、PICSなど。

画像に関する情報を色々教えてくれました。確かに結構掘り下げてやれることが色々ありそうですね。

サイトが上位表示されない時

最後はR2integratedのロリー・ウヨア。

サイトが上位表示されない。何故?

Googleの話以上に初心者向けの話だったので割愛します。

Q&A

Q: 301はサイトから外部サイトへ飛ばす場合と内部サイトへ飛ばす場合で検索エンジンは違う認識をするのか?
A: 同じだ(Google)。

Q: 検索結果ページとカテゴリページでGoogleのクローリングに差をつけるか?
A: Googleの検索結果に他サイトの検索結果を表示させたくない。なのでURLにsearchのようなキーワードはできるだけ入れないことをお勧めする(Google)。

Q: 1,000ページに同じページへのカノニカルタグを張っても問題はないか?
A: ない(Google)。

Q: Googleがいうサイトスピードとは何か?サーバーサイドかクライアントサイドか?
A: 基本的にクライアントサイドのレンダリングスピードを考慮する(Google)。

Q: 画像のALTはどれ位の量が適切か?
A: キャプションと考えてほしい。つまり余り長すぎるのは良くない(Google)。

Q: CSSでテキストをページ外の位置に置いてページに表示させないテクニックはリスキーか?
A: すぐにペナライズするわけではないが辞めた方が良い(Google)。

色々なティップスが満載のセッションでした。途中、集中力が切れたこともあり、Q&Aが全部フォロー仕切れていませんが、Googleの人がいるせいか、Q&Aがかなり多かったですね。ポイントポイントで参考になる情報があったと思います。
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