ペルソナを作る際に必要な10の問い

コンバージョン祭Weekということで「コンバージョン改善記事祭り」にもなっているSEO Japanですが、今回は視点を変えてペルソナ作成に関する記事を。コンバージョン改善を考える上で、ユーザーのペルソナを考えることが重要なのは誰もが分かっているとは思いますし、それなりにペルソナ作成は行っていると思いますが、なんとなく感覚的にやっている方も多いのではないでしょうか?今回は人気マーケッターのハイディ・コーエン氏がペルソナを考える上で問うべき質問をまとめた「ペルソナ101」的記事を紹介します。 — SEO Japan


Persona Definition - 12 marketing attributes

ラテン語で、persona(ペルソナ)は、俳優の仮面を意味する。そのため、演劇の登場人物との関係が深い。

さらにストーリーの作成に解釈を拡大すると、ペルソナは特定の人物の考えを表すキャラクターと定義することが出来る。

この人物は、著者の代弁者の役割を果たし、その人物の主観的な人柄を強調し、著者のアイデア、信念、そして、意見を表現する。

ただし、実際の人物(故人を含む)に似ていても、ペルソナは架空のキャラクターである。

また、ペルソナは、当該の人物が生活する環境における一連の特徴を仮定する。情報、チャンネル、そして、デバイスが爆発的に増加する状況を踏まえ、マーケティングを行う目的で、ペルソナが取り入れられ、そして、適応されているのは、この役割においてである。

その理由を説明しよう。

オーディエンス、そして、オーディエンスの潜在的な願望を理解すると、より効果的なコミュニケーションを生み出すことが出来る。ソーシャルメディア、コンテンツマーケティング、そして、モバイル(または、インターネットに接続したデバイス)が激増しており、マーケティングペルソナの存在が欠かせない時代が到来している。マーケティングでは、オーディエンスに直接語りかけ、共感を得ることが出来なければ、相手にしてもらえなくなってしまう。

ペルソナを使ってマーケティングを改善する手法は、昔から用いられてきた。マーケティングのメッセージを改善するため、ダイレクトマーケッターは、顧客獲得および過去の購入行動のデータを用いて、ユーザー層、心理、そして、興味に関して、オーディエンスを理解する試みを行ってきた。

平均で、アメリカ人は、1日に12時間14分間もメディアに触れている。そのため、消費者が理解する前に、必要とする、そして、望む情報を提供しなければならない。マーケッターにとって、ペルソナは、従業員の考えを一致させる効果がある。

ペルソナの定義 — マーケティングペルソナの主な10の特徴

マーケティング分野のペルソナは、以下の10の重要な特徴を網羅する。
Persona Definition - 12 marketing attributes

具体的にオーディエンスを理解し、より効果的なマーケティング用のコンテンツとコミュニケーションを作り出してもらうため、この10の特徴を疑問形式で提示していく。

ペルソナに関する疑問に答える際は、別人を演じなければならない俳優のように、細部にまでこだわってもらいたい。

1. ペルソナは誰か?

  • 名前は何か?何歳か?
  • どのような風貌をしているのか?どんな服を着ているのか?
  • どんな教育を受けてきたのか?
  • どこに住んでいるのか?田舎で暮らしているのか?それとも都会で暮らしているのか?
  • どんな生活を送っているのか?

2. ペルソナはどんな仕事に就いているのか?

  • 仕事は何か?どんな肩書きが与えられているのか?
  • 仕事、または、職業に基づいて身分を明かしているのか?
  • いくら稼いでいるのか?
  • お金に関してどんな考えを持っているのか?ケチか?それとも、太っ腹か?
  • 予算を守っているか?定期的に節約、投資を行っているか?
  • どのような支払い方法を用いているのか?現金派?デビットカード派?クレジットカード派?電子決済派?

3. ペルソナの仕事以外の興味/趣味は何か?

  • ペルソナの趣味は何か?外見、または、中身に焦点を絞っているか?
  • ペルソナは、仕事以外で、何に情熱を注いでいるのか?
  • この個性はペルソナの人生をどのように彩っているのか?どこにペルソナは力を入れているのか?

4. ペルソナは健康か?幸せか?

  • ペルソナは健康だろうか?健康ではないなら、どのような問題を持ち、生活にどのような影響を与えているのだろうか?
  • どのような食生活を送っているだろうか?食事制限をしているのか?
  • 定期的に運動しているだろうか?しているなら、どのような運動を、どこで実施しているのか?

5. 何がペルソナを動かすのか?

  • ペルソナはどんな考え方を持っているのか?
  • ペルソナは、政治、宗教、その他の大きな問題に関して、どんな信念を持っているのか?
  • ペルソナはどんな願望を持っているのか?何がイライラさせるのか?
  • 人生における目標は何か?
  • 人生において、家族はどのような役割を持っているのか?

6. ペルソナにとって重要なのは誰か?インフルエンサーは誰か?なぜか?

  • ペルソナの生活において、役割を持つ人物の中で、誰が重要なのか?なぜ重要なのか?伴侶、子供、親、友達、上司、同僚、そして、ソーシャルメディアの友達について考えてもらいたい。
  • インフルエンサーは、購入の意思決定に関わっているのか?最終的に意思を決定するのは誰か?

7. ペルソナは、過去にどんなタイプの製品を購入しているのか?

  • どのようなタイプの製品を購入しているのか?誰から購入しているのか?大体、月々、または、一年でどれぐらい買っているのか?
  • 見せびらかすため、あるいは、長期的な価値を考慮して、品物を購入しているのか?

8. ペルソナはどのメディアを利用しているのか?

  • 定期的にどんな情報を求めているのか?
  • どのようなメディアチャンネルを使っているのか(テレビ、ラジオ、雑誌、新聞、インターネット)?
  • 購入する前、購入中、購入した後、どんな情報を求めているのか?

9. ペルソナはどのソーシャルネットワークに参加しているのか?

  • ペルソナは、ソーシャルメディアで、発言しないタイプか?コメントを残すタイプか?あるいはコンテンツを積極的に投稿するタイプか?ソーシャルメディアのペルソナに関する詳細は、この記事を参考にしてもらいたい。
  • ペルソナは、1日、または、1週間で、どれぐらいの時間をソーシャルメディアで過ごしているのか?
  • 過去の購入は、ソーシャルメディアの影響を受けていたか?ペルソナは、買った商品をソーシャルメディアでシェアしているか?

10. ペルソナはどのデバイスを使っているのか?

  • ペルソナはスマートフォンを使っているか?仕事用とプライベート用のスマートフォンを別々に所有しているか?
  • 定期的に、どのアプリ/機能を利用しているのか?
  • 他にどのデバイスを使っているか?コンピュータ(PC)、タブレット、ゲーム機器、Eリーダーを利用しているか?
  • 車内ではどんなデバイスを使っているのか(車を持っている場合)?

マーケティングペルソナは架空のキャラクターであり、ターゲットの市場の明確な人物の特徴を表現し、伝える役割を持ち、量的、そして、質的な情報に基づく。

ターゲットの層と製品が一致していたとしても、マーケッターの優先事項と顧客の優先事項は同じではない点を理解する必要がある。

他にどのような問いを加えればよいだろうか?


この記事は、Heidi Cohenに掲載された「Persona Definition: 10 Essential Marketing Persona Attributes」を翻訳した内容です。

具体的な質問項目が豊富にあり、ペルソナを考えるヒントになる記事だったのではないでしょうか。デモグラフィック的な属性だけでなく、サイコグラフィックに関しても深く考えることが特にコンバージョンを考える上では大事そうですね。コンバージョン改善に悩んでいる方は、様々な施策を行う前に、改めてペルソナについて考え直してみると新たな知見が得られるかもしれません。 — SEO Japan
Page Top

投稿ナビゲーション