ゾンビ企業は抹殺すべし

公開日:2011/03/04

最終更新日:2024/03/11

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一瞬、ドキッとするタイトルですがベンチャー起業家やスタートアップ企業に関わる人は是非一読して考えてみたい内容の記事です。日本でゾンビ企業というと「本来なら淘汰されているはずなのに、保護政策や融資で生き延びている企業」を意味するようですが、起業の本場では成長が止まったスタートアップ・ベンチャー企業は全てゾンビ企業呼ばわりのようです?! — SEO Japan

ゾンビ企業が多すぎる。

モントリオールにはかなり広まっていて、他の地域でも同じように存在していることは確かである。ゾンビ企業は、原則的に永遠に生き延びることができるが、決して好転することのない企業である。そういった企業は“延命”のために、税額控除(有害無益であるという議論もある)か、政府からのその他の奨励金を利用しているのだが、所詮はゾンビの世界の生存者なのだ。そして、それはスタートアップ企業にとって良いことであるとは言えない。

私はゾンビ企業を経営したことがある。だから私は、それがどんなものかも、なぜそれをしているのかも、どう損害を与えるかも知っている。Standout Jobs(これもゾンビ化の時期があった)の前に、私は約10年間ある会社を経営していた。2~3回のイタレーションを経たため、それはシンプルなものではなかった。しかし、たしか7年目位にゾンビとなった。私は見て見ぬ振りをし、時間が過ぎ、私はまだその同じ会社を経営していた。ゾンビだ。

私たちはゾンビ企業を抹殺する必要がある。私たちは、より早く、より積極的にそれらを抹殺する必要があるのだ。

それは、すぐに失敗することについての大言壮語ではない。それは、心の奥底ではゾンビ企業を経営していることを分かっている起業家が、その企業を始めるためにすごい呪術と共に最初に使った巨大な斧を持ち出してズタズタに切り裂くための口実だ。今すぐにその企業を抹殺するのだ。待っていてはダメだ。自分の会社がゆっくりと痛々しくゾンビになるという避けられない運命に屈服するのを見ていてはダメだ(目をそらして知らないふりをするのもダメだ)。ゾンビ企業は長生きすることはできる・・・でも価値など何もないのだ。起業家として、あなたは自分のためにも他人のためにも価値のあるものを生み出すことができる。とにかくやるのだ。

確実に、失敗への恐れが問題の一部だ。敗北を認めることもそうである。両方とも不具合を生じさせることがあるが、あなたより先に多くの人達が、継続し大成功をおさめるために、失敗し敗北を認めている。

また、私は強いスタートアップの生態系がゾンビ企業の抹殺をさらに後押しすると考えている。あなたが、必死に自分の会社のゾンビ化を覆すことができるかどうか思案しようとオフィスで1人座っている時には、行動を起こすことはほぼ不可能である。大丈夫なふりをするのはもっと簡単だ。しかし、力強く活気のあるスタートアップの生態系があれば、他の人に頼ったり(アドバイスや精神的支援)、新しい希望のあるスタートアップのための新しく面白いアイディアをブレーンストーミングする生産的な時間を費やすことができる可能性はかなり高い。私は、自分が次に何をすべきか分からなかったために何かを残したり抹殺したりすることに躊躇することが良くあったことを自覚している。継続したネット―ワーキング、コネクション、機会、ブレーンストーミング、猛烈なスピード、アクションを助長するスタートアップの生態系の中には、飛び込むべき新しいチャンスがあふれている。あなたをすぐに生き返らせるたくさんの選択肢があるのだから、あなたはもっと素早く積極的にゾンビ企業を抹殺することができるのだ。

ゾンビ企業は、起業家にとっては死の落とし穴だ。しかし、ゾンビ企業を経営し、何年もとぼとぼと歩き続けることは簡単であるため、私たちは時々その中にいることを忘れてしまう。モントリオールのスタートアップの生態系は発展し続けてきたのだから、私はもっとスタートアップが売買されるのを期待している。人々は、自分のゾンビ企業をより早く抹殺するようになるだろう。なぜなら、彼らはすでに次のチャンスに飛び乗り、新しい共同設立者や新しいアイディアを見つけ、再び世界を舞台にするために復活しているのだ。

ゾンビに死を!


この記事は、Instigator Blogに掲載された「We Must Kill Zombie Companies」を翻訳した内容です。

内容は人によって意見があると思いますが、個人的に色々考えさせられることが多い記事でした。私自身も10年近く今の会社を経営してきて規模間はともかく健全な黒字経営ができていますが、正直一時の急激な成長期は過ぎています。未だ懲りずに色々と取り組んでいることから自分の会社を「ベンチャー企業」と位置付けていますが、3年後も似たような状態であれば、ただの成長ステージが終わって緩やかに運営されている1零細・中小企業に過ぎないでしょう。

アメリカのスタートアップなどを見ていると、ある程度成長させた後は大手に売却して次の事業にチャレンジ!というケースも多く、またそういう起業を繰り返することを喜びにしているシリアルアントレプレナーも多いですよね。最も、ニュースで取り上げられるのはそういう話ばかりなので、実際には一定規模に達した後はだらだらと地道に運営を続けている会社も多いのでしょうが。私の会社では多少の規模感にはなったSEOをベースに、今の会社で次の事業を成功させたいと思い日々取り組んでいますが時に「ベースのビジネスがあるせいで次の事業を産み出す取り組みが会社として、個人として中途半端になっているのでは?」と自問することも多々あります。

もちろん1つの会社をじっくりと育てていくどちらかというと日本的な手法にも意味があることとは思いますが、事業毎にリセットして取り組んでいくアメリカ(シリコンバレー?)的手法もありますよね。少なくとも気持ちだけはアントレプレナー気質の私ですが、ここ10年のネット関連企業を見ているだけでも業界を代表する企業や産業自体を育てる邁進役企業を産み出すには後者の方が良い、というか後者のようなやり方じゃないと中々そこまでの新規事業って創造できないのかな、と思ったりすることもある最近です。

いずれにしてもゾンビ企業が蔓延っているだけの産業に未来は無いのは確実、一社でも多くのスタートアップやベンチャー企業が成長が止まることなく大きく育っていくことが日本の未来のためにも大事ですよね。個人的な意見ばかり書いてしまったので、話を大きくして終わることにします。 — SEO Japan

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アイオイクス SEO Japan編集部

2002年設立から、20年以上に渡りSEOサービスを展開。支援会社は延べ2,000社を超える。SEO/CRO(コンバージョン最適化)を強みとするWebコンサルティング会社。日本初のSEO情報サイトであるSEO Japanを通じて、日本におけるSEOの普及に大きく貢献。

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