GoogleがApp Indexingの対象範囲を拡大。アプリのみのコンテンツをインデックスし、ストリームすることが可能に。

Googleがアプリ内のみに存在するコンテンツを検索結果に表示するようになりました。今までは、Webページに同一のコンテンツがある場合のみ、表示させる仕組みでした。記事下部にも紹介されている、こちらの記事で、ダニー・サリバン氏がアプリ内のみのコンテンツの例として、ゲームのスコアやプレイ画面のストリーミングを例として挙げています。また、中国やインドではアプリのみのコンテンツが非常に多いとのことです。”モバイル・ファースト”という言葉は多く聞かれるようになりますが、これからは”アプリ・ファースト”という考えが広まるかもしれません。– SEO Japan

Googleはモバイル検索結果に、アプリのみのコンテンツを表示させる実験を、Androidの9つのアプリを対象に行なっている。これは、アプリとGoogle検索において非常に大きなステップである。

*記事内のリンクは全て英語となっています。

Googleはアプリ内のみに存在し、Webに同一のコンテンツがないコンテンツをインデックスし、順位付けを行っていると発表した(Androidのみ対象)。さらに、Googleはこうしたアプリからの”ストリーム”を可能とし、その際は、検索者がアプリをダウンロードする必要はない。

アプリ内のみのコンテンツを発見する

2013年の10月に、Googleはモバイル検索結果におけるアプリの表示を開始した。当時は、Webバージョンのコンテンツが存在する、アプリ内のコンテンツのみをサポートしていた。

例えば、あなたが複数のレストランをリスト化しているアプリを持っている場合、一致するコンテンツがWebページにある場合のみ、該当のコンテンツを表示させていた。今回、テストの一環として、Googleは一致するコンテンツがWebページにない場合も、インデックスするようになった。

今回対象となるアプリは9つであり、Androidのみが対象で、米国の英語での検索だけとなっている。下記に、その9つのアプリを記載する。

  1. Chimani
    【アメリカの国立公園に関する様々な情報を提供するサービス】
  2. Daily Horoscope
    【星占いのサービス】
  3. Gormey
    【レストランの検索サービス】
  4. Hotel Tonight
    【直前予約も対応しているホテル検索サービス】
  5. My Horoscope
    【星占いのサービス】
  6. New York Subway
    【ニューヨークの地下鉄の情報提供サービス】
  7. Useful Knots
    【様々なヒモの結び方を紹介するサービス】
  8. Visual Anatomy Free
    【立体的な人体図が見られるサービス】
  9. Weather Channel
    【天気予報のサービス】

*アプリの説明はSEO Japanによる加筆です。

Googleはこのプロジェクトを他のアプリに拡大する計画についてはアナウンスしていない。モバイル検索への影響がどの程度あるかを計測しているのだろう。

ストリームミングのシミュレーション

上記のアプリをインストールしている場合は、GoogleはAndroidの検索結果からアプリに遷移させるだろう。もし、インストールしていなければ、Chromeでの検索結果には表示されない。Googleアプリを使用している場合は表示されるが、これは、”アプリのストリーミング”機能をGoogleがテストしているからだ。

もちろん、ストリーミングでもアプリ内の機能を使用することができる。例えば、Hotel Tonightのアプリから予約を行うことができる。Googleによると、これはベータ版であるため、完璧に動かないかもしれないとのことだ。

この機能を使用するには、Android 5″Lollipop”か、Android 6″Marshmallow”、もしくはそれ以上のバージョンが必要だ。また、安定したWifiの接続も必要とされる。この条件が揃っていなければ、ストリーミング機能がついた、アプリのみのコンテンツは表示されない。(しかし、該当のアプリをインストールしていれば、ストリーミング機能がついていない、アプリのみのコンテンツは表示される。)

ストリーミング機能はGoogle Playのアプリでローンチされ、Chromeではなく、Google Playのアプリ経由で動く仕組みとなっている。検索結果に表示されたアプリの横に”Stream”と表示されていれば、このオプションを選択することができる。

下記に、今朝我々が行った、Googleの検索アプリでのストリームボタンの確認テストの画像を記載する。

下記の画像は、AndroidのChromeブラウザでの検索結果だ。

ストリームボタンをクリックすれば、下記の免責事項が表示される。

【上記画像和訳】
Googleによるアプリのストリーミング
今回の実験の機能により、Googleはあなたのデバイスにインストールされていないアプリへのアクセスを許可します。この機能は、該当のアプリを動かし、結果をストリームしているGoogleのサーバーへ、あなたが入力した情報を送付することで動くようになっています。

下記に、ストリーミング機能のGIFを載せておく。

もしストリーミング機能を使いたいのであれば、画面下部にあるバナーをクリックする。すると、バナーが縮んで”G”の文字だけになる。

その後、アプリのインストールを選択できる画面が表示される。また、ストリーミングについての詳細画面へも行くことができる。(詳細画面はここのページ。)

また、Wifi接続が不安定の場合では、下記の画面が表示される。

【上記画像和訳】
ネットワーク接続が不安定であり、ストリーミングすることができません。Wifiの設定を確認し、再度試して下さい。

iOSへの対応は?

Universal SearchとUniversal Linksにより、Appleもアプリだけのコンテンツをサポートしている。しかし、Googleは今のところ、iOSアプリへの対応についての計画は明らかにしていない。この機能はAndroidのアプリのみが対応であり、iOS用のアプリへは対応していない。

自分のアプリを対応させるためには?

今のところ、あなたのアプリを対応させる手段はない。上記の9つのアプリのみが対応となっているためだ。しかし、もし、Googleがこの機能の対象を拡大した場合は、アプリ側では特に何もすることがないと、私に伝えてくれている。App IndexingのAPIを実装するだけで、Googleはその他の作業を全てまかなってくれる。

繰り返しになるが、今回の機能はGoogleが現在行っているテストとなっている。そして、テストの結果が上々であれば、GoogleはAndoroidの他のアプリに拡大するかもしれないし、iOSのアプリが対象となる可能性もある。

最後に

ストリーミング機能の詳細な情報と、GoogleがアプリとWebの世界に与えている影響については、Marketing Landのこちらの記事を参照して欲しい。

この記事は、Search Engine Landに掲載された「Google Expands App Indexing To Find & Stream App-Only Content」を翻訳した内容です。

4月にローンチしたモバイルフレンドリー・アップデートを始め、Googleが取り組んでいるモバイル対応は実に様々であります。そろそろ年末のスケジュールが気になる頃になりましたが、年内に新たな取り組みが発表されることもありそうです。全てのWebサイトがアプリを必要としているわけではありませんが、アプリを足がかりとしてグローバル展開を狙ってみるという方法も悪くないかも!?– SEO Japan

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