CMW 2014-GEとREIが取り組むコンテンツマーケティングのケーススタディー

公開日:2014/09/16

最終更新日:2024/02/16

ブログ

言わずと知れたグローバル大企業のGEと、アウトドアブランドのREI。彼らが取り組んでいるコンテンツマーケティングの豊富な事例を紹介してくれるセッションです。ターゲットオーディエンスが広範囲にわたる企業ですが、どういったアプローチをしているのでしょうか?
— SEO Japan

*この記事は2つのセッションをまとめています。

原題:How GE Determines What Channels Make the Most Impact
Speaker:Katrina Craigwell(Global Manager, Digital Marketing, General Electric)

コンテンツマーケティングの3つの目的
ブランド認知、ソートリーダー、関係性の構築

プラットフォーム
それぞれの段階・目的で異なるプラットフォームを使用。インサイダー向けにはGEのレポート。消費者向けにはFacebookやTwitterなど。

コンテンツ作成の基準
ターゲットは、GEにとって重要なトピックに興味を持っている人。目的は、技術と革新を通じてより良い未来を創るというGEのコミットメントを深く理解してもらうこと。戦略は、科学と技術に関するわかりやすいコンテンツを作成し、GEへの興味へつながる扉を開けてもらうこと。

Instagramの活用例(#GEInstaWalk)
Instagramのインフルエンサーとファンを6人づつピックアップ。彼らに印象的な写真を撮ってもらい、Instagramに投稿してもらう。48時間で20万のソーシャルエンゲージメントを獲得。

動画はこちら

機械音での音楽作成の例
何千もの機械音を採取し、DJに依頼して音楽を作成。ダウンロード数は1,500万を超える。

動画はこちら

GEのグローバルリサーチ部門の例
YouTubeのクリエーターに依頼し、特殊なカメラを使ってスローモーションの動画を作成。非常に撥水性の高い特殊な素材に色のついた液体を落とし、その瞬間を撮影するなど。オーガニックで7百万以上のビューを獲得。

動画はこちら

春休みのキャンペーンの例(#springbreakit)
研究室にファンを招待し、色々な実験を行いながら動画を作成。140万以上のビューを獲得。さらに、ファンと話す機会は非常に得ることが難しいため、これも目的の一つだったりする。

動画はこちら

原題:How REI Moves Mountains with Disruptive Content Marketing
Speaker:Katrina Craigwell(Digital Engagement Program Manager REI)

REIについて
アウトドア用品を販売。リテラーもある。広い地域にリーチするべき人がいる。どうやってやるか?

ターゲットは?
アウトサイドで遊ぶことを好む人。スキーヤーなど、ペルソナを作成。顧客のライフサイクルを考える。

我々が行っていること
キャンプに実際に行き、そこで何が起こるかを知ることができる。インハウスでライターや写真家などを抱えている。作成現場ではフラット。ほとんど顔見知り。

役に立つコンテンツ
エデュケーションが目的。フラットタイヤの危険性など。Twitterで。

メンバー向けのコンテンツ
ホリデーキャンペーンなど、タグ付けを行う。エンゲージメントの獲得に非常に効果的。

美しいコンテンツ
自然の美しさを伝える。アウトドアで見ることができる美しい写真。新しいギアや商品のコンテンツだけでない。

ユーモアのあるコンテンツ
楽しいことも。例えば、椅子とクーラーボックスの即席ベッドで寝てしまっている写真。こうしたコンテンツはメモリアブルな瞬間となり、ユーザーが覚えていてくれるようになる。

教育目的の記事コンテンツ
アウトドアの教育者となるため。講座を開くこともある。ここ2年間はオンラインで発行。非常に強力。例えば、ジャケットのチャックの細かい違いについてのコンテンツなども掲載。非常にギークなことだが、こだわりのある人には喜ばれる。

教育目的のイラストレーション
インフォグラフィック。服装を図解で説明したり、アメリカの美しい場所を地図化したり。また、Pinterestでのシェアも狙う。

教育目的の動画コンテンツ
記事とは内容が似ている。インスピレーショナルな動画も作成。例えば、テントの貼り方や寝袋の使い方など。

測定基準
エンゲージメントは●●倍になった、などのように数値化を目指す。そのために、ハッシュタグをつけた人の数や、ソーシャルのシェア数、自社サイトをクリックしてくれた人の数などを用いる。

次は? 
ストーリーテリングに注力。ブログを作成予定。また、教育目的の動画数を増やすことや、インフルエンサーの育成も課題。また、既存のコンテンツを最適化や顧客ジャーニーの分析も進める。

作成数や方法はもちろん異なりますが、目標と目的を設定し、それに沿った内容のコンテンツを作成していることは共通しています。エンゲージメントを目的とし、長期的に計画をする。非常に基本的なことではありますが、真剣に取り組んでいる企業ほど、しっかりと押さえていると感じました。
— SEO Japan
  • Facebook
  • X
  • はてなブックマーク
  • pocket
  • LINE
  • URLをコピー
    URLをコピーしました!

編集者情報

  • X
  • Facebook

アイオイクス SEO Japan編集部

2002年設立から、20年以上に渡りSEOサービスを展開。支援会社は延べ2,000社を超える。SEO/CRO(コンバージョン最適化)を強みとするWebコンサルティング会社。日本初のSEO情報サイトであるSEO Japanを通じて、日本におけるSEOの普及に大きく貢献。

メディアTOPに戻る

RECRUIT

一緒に働く人が大事な今の時代だからこそ、実力のある会社で力をつけてほしい。
自分を成長させたい人、新しいチャレンジが好きな人は、いつでも歓迎します。