マーケティング会議で絶対に耳にしたくない7つのSEOに関するフレーズ

最終更新日:2024/02/18

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ウェブ業界で働く人なら誰でも知っているSEO、多少の知識がある人も多いと思いますが、中途半端な知識しか持っていない人が多いのもこれまた事実。そういう人が多いウェブマーケティングの会議でSEOの話題が出ても中々実のあるSEOの話ができないことも事実ですし、一人詳しい人(これを読んでいるあなた?)がいても、皆を説得・納得させられるだけの説明がその場でできるかはまた別問題。そんなSEOに詳しいあなたが思わず嘆きたくなるウェブマーケティングの会議で今日も平然と発言されているであろう、思わず耳を塞ぎたくなるSEOの迷言の数々を。 — SEO Japan

私たちは皆そうした経験をしている。マーケティング会議に出席していて、誰かがSEOの話題を持ち出す。彼らがどうやってそれを言い出したのかは分からないが、何とかそうしたのだ。恐らく彼らは以下のフレーズのどれかを使用しただろう。もし彼らがそうしたのなら、あなたはなぜ彼らがたった今言ったことを自分は聞かなければ良かったと思うのかを知る必要がある。

“SEOについて少し知っているけど、私たちは大丈夫なはずだよ”

いいや、あなたは知らない。

私は、かなりの数の人がオンサイト最適化の基本を学んでいるということは理解している。かなりの数の人がSEOブログを読んだり、チラッとSEOを話題にしているマーケティングブログを読んでいることは理解している。かなりの数の人がかつてその会社に勤めていたSEO担当者から多くを学んでいることは理解している。

それは、フルタイムのSEOプロフェッショナルであることと同じではない。

SEOについてほんの少し知っていることは、マーケティング部門にとって危険を及ぼすのに良い方法だ。完璧なSEO知識がなければ、あなたのウェブランキングに相当なダメージを与えることは簡単だ。間違ったキーワードで最適化しているにしろ、意図せずに悪意のテクニックを使っているにしろ、スパムのようなリンク構築に全ての時間を費やしているにしろ、あなたは有害無益なことをしているのだ。

“古いサイトにSEOはすでに実施してあるので、新しいサイトには必要ない”

いい指摘だ!SEOはその効力を確実に移行できる…
第一に、そんなことはありえない。次に…

あなたは現在のサイトを最適化するためにたくさんのお金を費やした。そして、結果が出た。ランキングが上がった。トラフィックが増えた。今は、直帰率、サイト滞在時間、ユーザーインタラクション、コンバージョンを改善するためにサイトを再構築することに目を向ける時だ。一体なぜあなたはSEOを中断しているのか?

これは、SEOがあなたのマーケティング戦略の最も重要な部分になり得る時だ。サイトを変えることは、検索エンジンのインデックスにおける大きな変更を意味する。もしあなたが1つのページを取り除けば、それはリダイレクトされる必要があるし、サイト中のそのページへのリンクがアップデートされる必要がある。もしURLを変更するのなら、古いURLは新しいものにリダイレクトされる必要がある。画像ソースはアップデートされる必要がある。ページタイトルも変更する必要がある。コンテンツは少し変えられるか、削除されるだろう―あなたのキーワードとページはそれでも最適化されているのだろうか?

途中でくら替えしないこと。あなたのサイトが大きな見直しをするつもりがない時でもSEOは日々の変更をもたらすのに、なぜあなたは大きな見直しをする時にそれを中断するというのか?

“できることは全て行った。SEOは5月になったらまたやればいい。”

分かった。SEOは1回限りの取り組みだ。毎日働いている間はどうにかそれについて忘れよう。

SEOは継続したプロセスだ。私はそれを広告キャンペーンと結びつけるのが好きだ:あなたのサイトが広告で、SEOはあなたの広告を世界に届けるものだ。優れた広告を作ってそれを決して公開しないということはないのだから、同じことを自分のウェブサイトにしないことだ。

自分のウェブサイトをより多くの人の前に出すためにSEOを活用するのだ。

“私たちのメタタグは最新だ。”

OK・・・これはどういう意味?

ページは、様々な種類(description、author、charset、refresh、name、http-equiv、content、robots、googlebot、google、google-site-verification、content-type、keywords)の多数のメタタグを持つことができる。“メタタグ”が非常に多くの広範囲に及ぶ一語のキーワードをmeta name=”keywords”欄に詰め込むことを意味していることがよくある。問題は、このテクニックが今世紀始めにバッファローと同じ運命をたどったことだ。

だまされることなく、meta keywordsを削除することだ。

“私たちはリンクコンテストを作った。”

やれやれ。あなたはGoogleから蹴り飛ばされたいのだろうか?利益が嫌いなのだろうか?

リンクコンテスト(関連項目:リンクスキーム、リンク構築プラン、相互リンク乱用など)は、事を早く進めるための確実な方法であるように思えるが、これは単にあなたのサイトを遅くするだけだ。この考え方は、できるだけ早く楽に大量のリンクを自分のサイトに獲得するために古いPageRankアルゴリズムを操作することを基本としている。問題は、Googleがそれをそんなに好きではないことだ。実際、彼らはWebmaster Guidelinesの中でそれを徹底的に禁じている。

もっとリンクが欲しい?それなら昔風の方法でそれをするのだ―人々がシェアしたくなるようなコンテンツを書き、人々が欲しくなるようなものを売り、人々が必要としている情報を伝えるのだ。

それでも駄目なら、子猫の写真(日本語)を投稿しよう。

“SEO最優良事例”

これは、私の冷酷で黒ずんだ心にとって大切なことだ。
“最優良事例って何?”誰が“最優良事例”を定義するの?私にとっては、これは
戯言に過ぎない。

私が集めた情報によれば、これは全てのページにタイトルタグ(適切にフォーマットされていたり最適化されているとは限らない)、meta description、meta keywords(もう一度言うが、SEOでは使われない)、それからもしかすると(あなたがラッキーなら)適切なヘッダータグもサイト中に含まれていることを意味するようである。Googleは検索ランキングを決定するために200余りの要素を測定する。ならば、どうして4つのオンサイト要素が“最優良事例”の最も重要な点なのだろう?

SEOはこんなにシンプルではない。それは複雑で、いくつかの“最優良事例”を学ぶことを超越している。

“サイト公開後にSEOを追加するつもりだ。”

ノー。
ノー。
ノー。

これはあまりにも間違っている。サイトを更新した後にSEOを続けることに関して私が議論したことのほとんどがここでも当てはまる。しかしながら、ここにはいくつかの違いがある。新しいサイトでは、SEOに何の注意も払わずにそれをローンチすることによって、あなたはその将来性を先制的に殺しているのだ。

Googleがあなたのサイトから得る最初のシグナルは、今後数か月にわたるランキングに影響を与えることになる―だから、SEOなしでローンチしないこと。たとえそれが単なる“最優良事例”であるとしても…。

あなたのエージェンシーでこれらのフレーズを聞いたことがあるだろうか?追加できるフレーズはある?


この記事は、Portentに掲載された「7 Cringe-Worthy SEO Phrases You Never Want to Hear in a Marketing Meeting」を翻訳した内容です。

SEO Japanはともかく、無料のSEOリソースが大量に溢れている今日ですが、まだまだこれが多くの現場の真実です。SEOの真の敵は身内にあり。 — SEO Japan [G+]

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アイオイクス SEO Japan編集部

2002年設立から、20年以上に渡りSEOサービスを展開。支援会社は延べ2,000社を超える。SEO/CRO(コンバージョン最適化)を強みとするWebコンサルティング会社。日本初のSEO情報サイトであるSEO Japanを通じて、日本におけるSEOの普及に大きく貢献。

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