ビジネスで大失敗したくなかったら、理解しなければならない1つのこと

最終更新日:2024/02/17

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QuickSproutから、自分の能力を生かしてこれからフリーランスとして働いたり起業しようと思っている人に役に立つかもしれない記事を。新たな製品サービスを立ち上げて勝負しようとしているネットサービスや技術系ベンチャーにも参考になりそう。 — SEO Japan

ロジャーを紹介しよう。ロジャーは24歳、パーティーが大好きで、仲間と悪ふざけをして遊ぶのが好き。それが理由でデザイン学校を卒業するのに2年も余分にかかった。それにもかかわらず、彼は有名なインタラクティブエージェンシーでなんとか良い仕事を獲得した。ロジャーの仕事ぶりはとても良く、上司に好まれただけでなく、クライアントも彼を称賛した。

数年後、ロジャーは多くの経験をし、自らのデザインスキルを継続して磨いていた。ある日、彼は会社を去る時が来たと決断し、自分でビジネスを始めた。

それが問題の始まりだった・・・

ロジャーは、自分が過去に一緒に仕事をしていた全てのクライアントは、実際は会社によって集められていて、自分は仕事を済ませるという小さな役割しか果たしていなかったということをすぐに理解した。

会社なしではロジャーは継続してクライアントを獲得することができなかったため、人並みに暮らすことができなくなった。何と悲しいことだろう?

この望まない状況の結果、ロジャーはデザイナーとしての自分のスキルや才能や知識を疑い始めた。しかし、彼が見落としていることが1つあった。彼は、起業家になり、自分のビジネスを始めると決めたとたんに彼の仕事は全く異なるものに変わったというということに気付いていなかったのだ。彼は、ウェブサイトをデザインするという仕事からマーケティングという全く経験したことのない仕事に携わることになったのだ。

それこそがあなたが最初に認識する必要があることなのだ。

自分のビジネスを持つのなら、あなたはマーケティングの仕事に携わっている

自営業になると面白い経験をする。最初、あなたはクライアントは1つのことに対してお金を支払っていると考えるが、実際にはクライアントは全く異なるものに対してお金を支払っている。つまり、あなたは自分が考えているようなものからお金を稼いでいるわけではないということだ。

その考えを説明しよう。

ロジャーが会社に勤めていた頃に戻ってみよう。毎日彼は仕事に行き、自分のパソコンの前に座って8時間をウェブサイトのデザインに費やし、家に帰った。そして、それこそが彼がお金をもらっていたことなのだ。彼は、自分の時間をお金に換えていたのだ。

ロジャーが自分のビジネスを始めると決めた時から、彼がウェブサイトのデザインに費やした時間はもはや関係がなくなった。ロジャーはウェブサイトのデザインに1日10分でも10時間でも費やすことができるが、彼がその仕事でお金をもらうことはないのだ。

彼の仕事に対してお金を支払う意思のある人を見つけることができなければ、彼がどれだけの時間を費やしたかは関係がない。もはやロジャーは自分の時間をお金に換えているのではなく、自分とビジネスをすべきであると人々を説得する能力をお金に換えているのである・・・つまり、彼は自分のマーケティングを収益化しているのだ。

会社に勤めることと自分のビジネスを持つことの大きな違いはここにある:

自分のビジネスを持つならば、仕事を始める前からお金を稼がなければならない

では、ロジャーがお金を稼ぐ瞬間を見てみよう。彼が会社に勤めていた時には、8時間の労働の後に彼がオフィスを去る時にお金を稼いだ。

自分のビジネスを持っている今は、クライアントがオファーを見て“イエス”と言う時に彼はお金を稼いでいる。そして、それこそが彼が実際の仕事をしている瞬間なのだ。もちろん、金額の100%を事前にもらえるわけではないが、時が来れば全額が支払われるのだ。

誰もが稼げるわけではない

自分が人生ですることを変える(あなたがしてきていること何でもからマーケティングまで)ことは、いつもうまくいくわけではない。新しいビジネスの95%が失敗する。なんてひどい数字だろう。

そうではあるが、あなたは単に起業家になっているのではなく、マーケッターにもなっているのだということを理解すれば理由を理解するのは簡単だ。悲しいことに、あなたは元々の自分の専門よりもマーケティングは得意ではないかもしれない。

こんな風に考えてみよう:ランダムに選ばれた100人のグループを想像する。その人達に、次の朝までにトロンボーンを吹く練習をするというタスクを与えるとする。95%の人ができなかったとしたら、果たしてあなたは驚くだろうか?

全ての起業家が、トロンボーンを吹けるようになった幸運な5人のうちの1人になりたいと思っている。

ではここで質問だ:

あなたが若き起業家としてする必要があることは何か?

自分がこれまでしてきたことについて忘れるのだ。なぜならもはやあなたはそれでお金を稼ぐのではないのだから。

一番重要なことは、あなたこそが一緒に仕事をすべき人間であるとクライアントや顧客を説得するあなたの能力だ。完成した製品を渡す時ではなく、クライアントや顧客が“イエス”と言った瞬間にお金を稼いでいるということを忘れないこと。

私はこの概念を学んでからというもの、人生が楽になった。あなたはどう思うだろうか?


この記事は、QuickSproutに掲載された「The 1 Thing You Have to Understand If You Don’t Want Your Business to Tank」を翻訳した内容です。

心構えとして重要なメッセージでしたね。デザイナーにしろプログラマーにしろ、自分の実力で食べていけると自信があればある人ほど、相手を説得する力”マーケティング力”は意識すべきことかもしれません。最初は良くとも特に中長期的にその仕事で独り立ちしてやっていくためには、例えば一人だけのフリーランスであっても自身のマーケティング力は、ごく一部の天才を別にすれば絶対に必要じゃないかな、、、と思います。もちろん個人レベルの話以上に、IT・ネット業界でありがちな、技術的には目を見張るものはあるのに全く売れない技術ベンチャーにとっても重要なことですよね。我々もSEO以外に技術系ウェブサービスで勝負しようとしている最中ですし、改めて意識したいな、と思う内容でした。 — SEO Japan

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アイオイクス SEO Japan編集部

2002年設立から、20年以上に渡りSEOサービスを展開。支援会社は延べ2,000社を超える。SEO/CRO(コンバージョン最適化)を強みとするWebコンサルティング会社。日本初のSEO情報サイトであるSEO Japanを通じて、日本におけるSEOの普及に大きく貢献。

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